狸の山の夢


「山」である明確な証拠を夢の中で得ていたわけではないのだが

”狸が出てくるほど人里離れた土地”の表現として

「山」が一番適切だったので「狸の山」と書いた。

多分「山」で合っている。

以後、「山」として話す。

俺にしては珍しくちょっと心霊要素が入ってる夢だった。

 


  

ある日、A君・B君・C君ら3人がそれぞれの友人らを連れて車で山に向かった。

山に着くころにはもうすっかり夜になってしまった。

山の中腹にある駐車場は、駐車スペースが古いロープだけで区切られた簡素なものだった。

長方形になっている駐車スペースの頂点4隅にはなぜかすごく小さい狸の置物が置かれていて

夜の山の駐車場、それが少し不気味さを演出する。

※画像は参考です。実際にはもっと小さくてこんなに微細な表現が出来るほどの体積的余裕もなく、

 かろうじて”「狸の置物」を表した小さな物体”とわかる程度のものでしたが

 逆に言えば「すごく小さいが狸の置物とわかる程度の表現」がああったのは確かでした。

 

A~Cは同じ道を通って一緒に山まで来たので、山の駐車場に着いたのもほぼ同時だったが、

順番的にAとBがすでに車を停めていて、Cが最後に車を停める形になった。

車のライトが、上述した駐車スペースの狸の置物を映しだし、無言の不気味さを感じ、車を運転するCに緊張が走る。

車を停めるためにバックをしたとき、ふと、バックライトが狸の姿をとらえた。

これは上述したのとは違う本当の生き物の「狸」である。

バックミラーを見ながら、視界からその狸が消えたことを確認したあと、Cは車をバックさせたが、

その瞬間、鈍い「ゴリッ」とした音が鳴った。

助手席にいたCの友人?か恋人(以下D)が

「ちょっと!何やってんの!!」

と大声で叫んですぐに車から飛び出す。

Cは一瞬なんのことかわからず(音から何かを弾いた感触はあったが、何を弾いたかまでわからなかった)、

「え?何?」

とすっとぼけた返事。

 

Dが車の外から

「狸だよ!弾いちゃってる!!」

と叫んでいる。

そんな馬鹿な。

確かにバックする直前に狸は見た。

でも狸が視界から消えた後にバックさせた。

なぜ狸がいた?

何かの間違いでは?

「ウソだろ!?」

と叫んでCもドアを開けて車から降りた。

 

Cが車の後方に行こうとした矢先、何かに頭を小突かれたのを感じた。

「いてっ!」

と思わず頭を押さえて後方を見回すが、何もいない。

でも「猿」に頭を小突かれたと何か直観的にわかった。

まるで無礼な輩が山に来たことを察した山の神が『帰れ』と訴えているようだった。

 

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ここで夢は終わる。

 

実はこの山の描写より手前にもっといろんな場面があったのだが単純にもう覚えていない。

都内で殺人事件が起きていて、ベテランの刑事が鑑識に意見しにいく場面とか、

このシーンとの関連はよくわからんがなぜかそんな場面もあった。

断片的にしか語れない分だけ逆にブログ記事としては混乱しそうだったのでここではそのシーンは割愛しているが、

少なくともそういったシーンが同じ「夢」の中に出てきたのは事実である。

 

実際、全体的に夢というよりよくできた小説の映画版を見ているようだった。

上記で語った範囲では、最早AとBはわき役だが、

夢の中ではちゃんとした名前や役回りがあった。(なんだったかは忘れたけど「あった」のは覚えている)

AとBの車に同席しているそれぞれの友人や、家族(妻や娘)の存在もあり、

俺が見た夢の範囲でははっきりしないだけで

それぞれのちゃんと「登場人物」としての存在感があったのだが、やはり記憶がない。

 

まあ、全体的に夢(を見た後それを文章化する過程)ではありがちなことだが、各所が断片的ではっきりしない。

山に向かったのも「最低車が3台はあった(Cが駐車する直前に最低2台は車が停まっていた)」ということから

A~Cの3人を登場させたのだが、

実際にはもう少し台数があったかもしれない。

そして、場面的に「3台」で「3台目が狸を弾いた」ことからアルファベットの3番目のCが都合上主要人物っぽくなってしまったが

Cが話の全体の中で主役に位置した人物かというとそうでもない気がする。

夢の中の俺の目線も終始Cというわけではなかった。

たまたまこの部分が強烈に印象に残ってるせいで書いただけ、という感じ。

 

最後、頭を小突かれるシーンには、何か妙なメッセージ性を感じる。

このテの話では割とよく聞く話だけども

2ちゃんまとめで猿を模した凶暴な山の神の話を聞いたことがあるが

あれが深層心理に残っていて夢の中で表面化しただけだろうか?

 

↑で「小説」と書いただけあり本当に小説のような描写だった。

俺が読者なら最後まで読んでみたいと思う。

でも怖いのは勘弁だな~w