【ELLEGARDEN】FUJI ROCK FESTIVAL2019 7/26
いってきたぜELLEGARDEN@FUJI ROCK2019!!
苗場までの道程
勿論目的はELLEGARDENなわけですが。
っていうか最早言及しちゃうけど正直ELLEGARDENのためだけに行ったんだよね、フジロック。。
なので「フジロック」って言っちゃうのもフジロックに対して申し訳ない気持ちすらあるくらい。
『「フジロック」っていう名前のエルレのツアーのために苗場まで遠征した』くらいのほうがしっくりくる気がする。
もちろん、本当はエルレ以外の「フジロック」も堪能したかったんだけど、もともとエルレのためだけに行く心づもりだったこともあってか、「まあ午後2くらいで現地入りできれば御の字かなあ」くらいなノンビリした感じで移動してたので、あんまり「エルレ以外」の部分の楽しみを追及する予定がなかった。
午後2、というのは、エルレまでにだいぶ余裕をもって移動をしておこうという心づもりと、それくらいの時間に付けば、エルレまでの間に、物販済ませたり、メシ食ったり、「エルレ以外のフジロックを楽しめるな」という算段もあったためである。
いろいろあってこれはほとんど楽しめることなく終わったのだが。(;´Д`)
いろいろ、というのは…
- そもそもダラダラしすぎて出発が遅れた+1時間
- 加平PAあたりで謎の渋滞+30分
- 外環道草加インター付近で事故渋滞+1時間弱
- 神立駐車場から会場までのバス待ち+1時間
要約するとこんな感じか…
1.は…まあ完全に俺自身の問題(っていうか子供が着替えたりするの遅くて…いやすいません)だが…
2.3.は俺のせいじゃねえからな。(´・ω・`)
2.は渋滞っても流れてたからストレスなかったけど、3.はもう完全にストップしたので大変だった。
3.の渋滞で「あ、これ14時とかもう絶対無理だわ」と悟る。
だって渋滞抜けた時点で13:30くらいだったからね…
3.(草加の事故)は、抜けるときにちらっと横目で見ただけだったけど、なかなかエグイ事故だった。
車3台を巻き込む事故。
1台はフロントガラスが大破していて、もう1台はケツの部分がグチャグチャにへこんでいた。
その少し先にさらにもう1台、ドア部分がヘコんでる車が停車していた。(他2台に比べるとこの車の被害は少なめ)
見た感じでは、1台がもう1台に後ろから突っ込んで、その勢いで、突っ込まれた車がさらに前の車に接触した、玉突き事故って感じだろう。
フロントガラス大破してた1台と、ケツ大破して1台、これら最初の2台の破損具合はなかなかのもんで、たまに高速乗ってて事故車横目にするときあるけど、あんな破損具合は久々に見た。
ありゃ大変だったろうな…
外環道から大泉JCTを経由して関越道に入り、あとはそのままひたすら直進。直進!直進!!
関越道は事故も渋滞もなかったし、終始スムーズに進んだ。
途中付き添いの嫁さんが腹減ったということで、赤城高原SAでメシ食う等してさらに時間が押したが気にしない。
(個人的には2.3を通して当初よりだいぶ予定より遅れてたので早く行こうよ~って感じだったが気にしない)
湯沢ICでおりて指示された駐車場、神立高原スキー場に向かう。
神立駐車場って「会場までバスで35分」という情報は事前に知ってたんだけど、「そのバスが来るまでそもそも1~2時間待つ」ってことは知らなくて、まさか苗場の近くまで来てさらに待つんかい!っていうのは正直、予想していなかった。
これが4.。
これは完全に予想外だった。
この辺、フジロック初心者だなあ、と強く感じた部分。w
先にチケットとったやつ程会場に近い駐車場に止められるというのは知っていたが、ここまで離れた場所になるとは思わなかった。
エルレ発表されてから、家族と相談・調整して、とやってて出遅れたのだろう。。
ガチるなら、フジロックの日程発表されたと同時くらいにチケットとらなきゃダメだな、という感想。
ムーンキャラバンとか、オートキャンプ場とか、苗場プリンスとか。。。
次行くときはそのへんもっと意識しないとな…と思った次第です。
(次行く機会があるかなあ、というのは思うところではあるが)
待ち時間にとった神立駐車場の写真を載せておきます。
ちなみに「神立」とかいて「かんだつ」と読むんですね~
物販
上記の道程を経て17時前後くらいにようやく会場にたどり着く。
グッズやメシ販売してるエントランスより手前のエリア、エルレ物販が思ったよりも列が少なく、この時間ならまだ、エルレ前に物販買えるかも!と思って購入に走った。
(実際、エルレおわった後は物販しまってたので、結果論ではあるが、この行動は正解だった)
物販に並んでる友人を偶然にも見つけ、電話で物販代行を依頼するが、「一人2点まで」という制約があるとのことで無理と言われる。
「一人2点まで」ってたぶん転売対策なんだろうな…(まあそんな制約つけても転売する奴はするんだろうが)
エルレだけ専用の列あったし、特別枠の装いを強く感じる。
最初はビールT買おうと思ったんだけど、あれはバックプリント(フロントプリントではない)だと買う直前に知り、急遽ワニTに変えた。
大体みんなワニT買ってた感じするけどそうでもないっすかアレ?
あとマフラータオル。
定番中の定番やね。
画像↓
これだけ買えれば物販面ではとりあえず最低限の購入要件は満たしたので問題ない。
オフィシャルグッズも買いたかったんだけど、列がすごくて諦めた。
ここも、エルレ後に買おうと立ち寄ったらしまってたので、買う機会を逃したのは残念なところだ。
GAN-BANとかいうブランド?の店はエルレ後も開いてたので、そこである程度のオフィシャルグッズは買えたんだけど、昼間に出てたオフィシャルグッズとは何か違ったんだろうか?
勉強不足でよくわからん。
まあ、買えるモノ買えたからとりあえず満足はした。
GREEN STAGE、エルレ待機
GREEN STAGEに到着したときにはJANELLE MONAE(ジャネール・モネイ)がラストの曲を演奏中だった。
機材が配置されてるテントの直線状付近に陣取ってとりあえす椅子を設置。
このとき17:50くらい。
エルレは18:50からだから、当然だがまだ余裕はある。
とはいえ、「細美さんのことだから18:30くらいにはSCでなんかやるんだろ」と思っていたし(やらなかったが)、そもそもエルレともなれば、1時間前くらいに待機しておくのは必須である。
ジャネールが終わり、人がはけ始めた直後、その時点で俺が「じゃ、行くわ」と言ったとき、付き添いの嫁が「えっもう!?」って言ったのに少し罪悪感を感じつつ前方に向かった。
ライブ初心者からすると「いや次始まるの18:50だろ…まだ1時間もあるやんけ…」って思うものなんだろう。
そうではないのだ。
待機時間のワクワクドキドキ感も含めてライブなのだ。
つまり、前のアーティストが終わった直後からもう次が始まっているのだ。
この辺の感覚はたぶん、分からない人には分からないものなんだろう。
もう少し一緒にいてあげられなくてゴメン、という罪悪感もありつつ俺はGREEN STAGEに向かった。
(これは偽善ではなくてマジでそう思ったのだ、すまない我が嫁)
この時点では雨はほぼ降ってなかったが、エルレ待機してる間にどんどん雨が強まって、一時期ガチ降りしていた。
18:07に嫁に対して「雨ガチ降りしてるけど大丈夫?」と心配のLINEを送ってる履歴が残っている。w
嫁はレインコート着て待機できていたらしいが俺はそんなもん持たずにステージに入ってるのでひたすらに雨に打たれる。
ここまで雨に打たれ過ぎると、「もうどうでもいいや、好きなだけ降り続いてくれ」という開き直りの感覚に陥るのは面白い。
このときは、「うわあ…フジロック…雨降りすぎナリィ…」って思ってたけど、翌日(7/27)の夜、「GREENとWHITEの間の橋が水没するかも!」「湯沢町に大雨による避難警告」とか言ってるほどの大雨がきたらしく、これに比べるとかわいいものだったと振り替えざるを得ない。
しかもライブ開始直前くらいに雨やんだからね。
エルレパワーかな?
おかえりなさい、ELLEGARDEN
セトリ↓
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Fire Cracker
Space Sonic
Missing
高架線
Supernova
Pizza Man
風の日
The Autumn Song
Middle Of Nowhere
金星
Red Hot
ジターバグ
No.13
Salamander
虹
Make A Wish
スターフィッシュ
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終始凄まじいライブパフォーマンス。
間違いなく最高で最強のバンドだった。
そもそも、モッシュとダイブが本当にスゴイ。
今まで体験したライブの中で一番モッシュ圧が凄かったし、ダイバー数が多かったと思う。
まあ、人が多いせいもあるかもしれんが(GREENは収容人数約4万人!)
SupernovaとかRed Hotとか、サビに入る前に中~大規模サークルつくって、サビになると同時に中心に向かってみんなで一斉に突っ込んでく様は超絶爽快だった。
はいもちろん私もガンガンに突っ込んでいきました。
あれは本当に楽しかった!
中にはリュック背負ったままとか、レインコート着たままダイブしてたやつもいて、正直笑った。
おめーら頭おかしいぞと。(褒めてます)
特にMake A Wishのときのサークルがでかすぎる。
推定半径20mくらいあったんじゃないか?
エメラルドスプラッシュかよ!ってかんじ。
参考画像↓
あとリフター(っていうのか?リフトしてる人)が多すぎ。
誇張じゃなくて、前方横一直線のうち、6~7割の範囲がリフターで埋まってた気がする。
俺はリフターちょっと後ろくらいで見てたからメンバーの視聴にそこまで難はなかったが、あれ後ろのほうの人ら絶対リフターしか見えてないと思うw
あと、「Pizza Man」で「Pepparoni Quattro!」を叫べたのがうれしい。
マジで力の限り叫んだ。
会場の一体感もすごかったね。
ようやくライブで叫べたなあ、という「やり切った感」と、本当にエルレのライブにいたんだな、という実感。
来てよかったと思えたことの一つ。
来てよかった(´;ω;`)
あと何年か前にホリエさんがブログ?かなんかで言ってた「悔しいけど、フジロックで聴いたエルレのNo.13は文句なしに優勝だった」と言う言葉がずっと気になってて、ここ(フジロック)にきて実際に生のNo.13を聴けたのは感動した。
正直曇っててSunny Dayではなかったwし、何なら開始前は普通に雨降ってたけど、この背景があって聴くNo.13は格別だった。
細美さん、Red Hotの手前で、「この一瞬一瞬をかみしめたいと思ってるんだけど、今、悩んでる。飲むべきか、飲まざるべきか…」とか言っておきながら、その後のMCで普通にビール飲んでたのは笑った。
MCといえば、もうTwitterでもだいぶ拡散されてたけど、
『GREEN STAGEに出演する人しか渡れない小さい橋があって、活動休止してから、いつか必ずこの橋をもう一度自分のバンドで渡ってやるってずっと思ってた』
っていうのは感動したな。
会場からも大きな声が上がった。
自分ね、変な「アオリ」とかライブであんまりやらないタチなんですけどね。
この日は感極まったのかなんなのか、思わず叫んでしまいましたね、「おかえりなさい!!」ってね。
一番デカイステージに、かつてのバンド仲間で一緒に立てた感動は、彼らにしか味わえないものがあっただろうな、と感じ入るものがある。
後半、Red Hot→ジターバグ→No.13と立て続けに激しいやつが来て、No.13終わりで正直若干ヘバってたとき、「Salamander」のイントロが流れて、感動(うおおお聴ける!!)とも絶望(うおおおお死ぬ!!)ともわからん謎のミックス感情がこみあげて、「うおぉぅSalamander(´;ω;`)」って思わず口にしてしまった。
どうでもいいが、Salamanderのときのステージ背景の映像、なんかネガポジ反転したナス?みたいな形のが映ってたように見えたんだが、あれは謎だった(機材の破損とか、演出ミスだったのかな?)
そんなヘバってる中でも、全セットリストのなかでもっともモッシュ・ダイブがすごかったであろう、Make A Wishには普通に耐えきったという。
ガンガンぶつかってたけど全然疲れなかったな。
楽しすぎると疲れを忘れるのかもしれん。
そしてMake A Wishで果てるかと思ったが(実際すべての体力を使い果たした感あったんだが)ラストにスターフィッシュ来てもう「ひと頑張り!!」ってなった。
疲れを知らず全力で楽しませてくれるこのバンドの底力たるや、本当にスゴイ。
もともとフジロックって持ち時間が長いけど(70分)、MCちょこちょこやりつつも、全部で17曲もやってくれたんだね。
復活後はワンマンやってないのでわからないが、去年のツアーや出演済のフェスと比べても負けてないレベルのボリューム。
すごくありがたい。
本当に来れてよかった。
素晴らしいライブを体験させてくれた。
ありがとうELLEGARDEN!!
余韻
上でも散々「楽しかった」と書いてるが、この日のエルレのライブは、俺が今まで体験したありとあらゆるライブ・フェスの中で間違いなく確実に最も"楽しかった"ライブだった。
例外なくぶっちぎりで1位。
かつ、今後塗り替わるとも思えない(塗り替えられるとしたらエルレの他のライブしかない!)くらい完全に不動の1位。
殿堂入りしてもいいくらいのレベル。
個々のライブで言えば、同じくらいの強さで感情が揺さぶられたライブもあったにはあった(テナーの2013武道館とか)が、「楽しい」という方向にここまで極端にぶっちぎったのはこれが初めて。
マジで言葉にないくらい楽しかった。
他の事一切考えず(考えてる余裕もなかったが)、ただひたすらにエルレの音に翻弄され、ぶつかっていった。
自分の職業も、「そういえば面倒くさそうなメール来てたな」とかいう鬱憤も、今日が何日でここがどこかも、家で出現したゴキブリのことも、「帰りガソリンいれないとな」とかいうどうでもいい悩みも、何もかも一切合切が頭から消え去り、完全に100%エルレだけが脳内に居座って支配していた。
ぶっちゃけると、他のバンドのライブのときって、上に挙げたような「どうでもいい小さな悩み事」みたいのが、ライブ中に頭の中をよぎることがたまにある。
盛り上がる曲で思考の中身が全てぶっ飛んでライブに100%突っ込んだり、個々にはそういう瞬間があるが、終始一貫してこの状態だったエルレは本当に凄まじいと思う。
自分でも理解できないくらい、この70分間、世界にエルレだけしかいなかった。
上述しているが、俺はこれがエルレ初体験なのである。
活動休止前に知ってはいたが、ライブ行ったことはなかった。(当時は今ほどライブ行く勢ではなかった、まあ今もガチる人に比べると大したことないが)
ライブ行くようになったころにはもう伝説と化していて、復活するとは微塵も思ってなく、CDやDVDでしかその存在を確認できなかったバンド。
そうした背景があったからか、正直、開始するまで夢見心地というか、なにか実感のわかない感覚があった。
終わった今となっても、瞬間が楽しすぎたためか、どこか非現実的な感覚がある。
それほどまでに楽しいライブだった。
これは「エルレだから」なのか「10年間を経て活動再開した」というセンセーショナルな背景があるためなのか、その辺の理解が自分の中でも追いついていなかったが、たぶん前者なんだな。
10年経っていようといまいとこれがエルレガーデンなんだなという実感。
いつライブに行っても同じように滅茶苦茶楽しめるんだろう。
正直次にどこでやることになろうとも、チケットは大分厳しいと思うが、細美さんがこの日言っていた、「10年前には思い描けなかった夢を描いていこうと思う」という言葉を信じて、またいつか必ず彼らのライブにいく。
そしてそこでまた最高を更新するのだ。
ちなみに楽しみ過ぎた反動か翌日マジで全身筋肉痛になりました。
おわりに
結果から見ると、本当に、エルレだけを見に来て終わってしまい、「エルレ以外のフジロック」を楽しむ機会がほとんどなかったのが、残念だったところ。
なんというか、大自然の中のやたらアウトドアの空気、外国人・老若男女含めた多様性あふれるカオスな人込み等、他フェスにはない「空気感」というか「雰囲気」はとてもよかった。
あれは面白いフェスだ。
もっと時間をかけてちゃんと準備をして(「おしゃかしゃま」みたいだな…どうでもいいけど)会場でノンビリするのが、あれをより楽しむコツだな、と感じた。
まあ今回みたいな大雨洪水なんかに対する警戒はしてもしきれないんだろうけど…
そう考えると、アウトドアで過ごすのは個人的には向いてなさそうだなって感じはする(;´Д`)
次行く機会にはもっとしっかり楽しむ準備していきたいな~。(次行く機会があるのかわからないが…)
おまけ:写真たち
あんまり撮れなかったけど…
あとフジロックに関係ないのもあるけど…
ようこそ越後湯沢の看板
フジロックエントランス前ショップエリア
ゴンちゃん
夕飯のPizza。Pepparoni Quattro!…ではない!w
子供へのお土産フジロックT1
子供へのお土産フジロックT2