【Nothing's Carved In Stone】Live on November 15th 2020@KT Zepp Yokohama


いってきたぜNovember 15th @KT Zepp Yokohama!!



セトリ

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Material Echo(登場SE)
Isolation
In Future
Spirit Inspiration
Beginning
NEW HORIZON
Who Is
Overflowing
Reandaman
Pendulum
Red Light
シナプスの砂浜
Milestone
Out of Control
Like a Shooting Star
Around The Clock
きらめきの花
November 15th
<EN>
BLUE SHADOW
Dream in the Dark
<EN2>
Perfect Sound
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1月のBy Your Sideツアー以来約10か月ぶりのナッシングス。

そもそも初っ端のIsolationがもう既に心をストレートに衝いてクルんですよ。。。
テナーの中津川ソーラー事前収録の時の初っ端メロストと同じなんだけど、「久しぶりに聴く王道の曲」の威力たるや凄まじい。
10か月ぶりの観客有ライブという点では、演者側にも相当量の思いがあっただろうが、オーディエンス側(俺)も思い入れのある大好きな曲なわけで、そのあたりの、なんというか「強制的に引き裂かれていた長い期間」の鬱憤みたいなのを、会場一体になって吹っ飛ばしてくれた、そんな色々な思いのこもった一発目だった気がする。
普段は終盤の体力ちょちょぎれモードで出てきてトドメ刺しに来るタイプの曲ってイメージだがw、こういう異常な状況下においても、「ここぞというときの気合を入れる曲」という点ではある意味で同質のものを持っているんだな、と感じた。
武道館のときの一発目もアイソレだったが、ああいう固定席会場での記念的なライブの一発目には「よくハマる」曲なのかもしれない。

初っ端の4曲(~Beginningまで)が飛ばしている。
まあ、この感じはいつものナッシングスのライブのスタンスとほぼ同じだと思うが。
いわゆる「バスタブ曲線」のそれだ。
最初ぐあーっと(?)飛ばして、真ん中落ち着きゾーン(?)に入って、最後またぐあーっと(?)飛ばすのだ。

そういう意味では、長い休止期間を経ていようとも、固定席であろうとも、キャパが半分だろうとも関係なく、「自分たちのライブ」の表現に終始している徹底ぶりを感じて、嬉しかったな。
(実際そんな感じのことMCで言ってたし)
余談だがとにかく最初のこの飛ばしっぷりにより、この4曲終了時点でもう結構(固定席にも関わらず)汗だく状態であった。
普段だと会場で購入したグッズ(Tシャツ)に終演後に便所で着替えるというのが定例行事なのだが、今回会場内物販はなかったので、換装なし。
替えのTシャツもってくりゃ良かったと後悔した…


レア曲枠(と個人的に思ってるやつでいうと)「Overflowing」「Pendulum」「BLUE SHADOW」が今回は役得だったかな。
セトリをブログに記録してないから検索しても引っかからないが「Overflowing」は恐らくEXISTENCEツアー以来だからもう約4年ぶり、「Pendulum」「BLUE SHADOW」はそもそも初聴き。
ナッシングスのライブに通うようになったのがそもそも2016年だから、EXISTENCEのツアーの頃なんて完全初心者なので、というかそもそもEXISTENCEのレコ発としてOverflowingは当然やるわけで、そういう意味で当時この曲に強い感慨を覚えられるわけもなかったのだが、改めて聴くとやはり良い曲だなと感じた。
しかしこういうレア曲が不意打ちで来ると、脳の回路が目まぐるしく動いて忙しい。
「あっ!これ!EXISTENCEのリードトラックだ!」まで思考が動いたんだが曲名が出てこなかったw
これはPendulumも同様で、最初イントロ聴いたときに「あっ?!これは?!2ndに入ってる曲だ!!」ってところまで一瞬にして思考が及んだがやはり曲名が出てこなかった。
「久しぶりに or 初めて聴いた!」っていう感動が脳のアドレナリン分泌速度を高める一方で、曲名を探ろうとする検索機能が記憶の深層まで物凄いスピードで落ちていく、脳回路の忙しなさを感じた。
まあこれはナッシングスに限らずどのバンドでも同様なんだが。w

あとBLUE SHADOWね。
友人の話聴く限りでは、前回の配信ライブ(9/19)ではBLUE SHADOWは披露されたらしいのだが、実は当方配信ライブを完全失念していて(チケットかったのにね…)アーカイブも含めて見逃してしまっているので、見ていないのだ。
なので事前知識なしで突然BLUE SHADOWが来てる形で臨んでいるので、その衝撃はすごかった。
イントロなった瞬間思わず「うぉぉぉぉまじかぁぁぁぁぁ」って声あがっちゃったもんね。(大声じゃないですよ)


Who Isのときのイントロのウブギター、照明がウブさんにだけ当たってて、歌詞も相まってまさしく「ヒーロー」のような神々しい姿に映って見えた。
かっこよすぎる。
Milestoneのときの入りのウブギターもそうなんだけど、照明の使い方がうまいのか、どちらもウブさんがいつも以上に輝いて見えた。
固定席で、いつものようにモッシュモッシュで視点がブレないというのも影響しているのかもしれない。
まあそれにしてもなんか以前のライブより光ってたなあ。
久しぶりすぎて目が肥えたのかなあ?w

これに限らず照明の使い方が今回結構うまかった気がするんだよね。
Red Lightのイントロの赤い光とかまさに曲名そのものを体現しているかのように鮮明でくっきりしてた(ように見えた)し、シナプスのときの2つのビームの間に波が流れるような映像が映し出されたりとか、色んな色彩を色んな方向や角度からよく映してたなと思った。
まあでもこれも久しぶりのライブかつ固定席で普段よりちゃんと見えたっていう事情があるのかも。
薄膜たらしといて開始と同時に落とすとか、バックに映像やPV流したりとか、そういった大掛かりな仕掛けをしない分、ライブの演出効果としての「照明」がより強く伝わった、のかもしれんな。


Milestoneは明らかにもう来るとわかっているのに実際鳴り出すとビビってしまった。
会場内の声出しがNGな分、ウブギターの音がストレートに伝わってきたためかもしれない。
あの静かで神秘的な薄い(?)BGMから突然鳴り出すギターって結構心臓に悪いんだなと思ってしまった(まあこういう特殊な状況下にしか起きない現象って気はするけど)

きらめきは絶対来る(セトリには入る)と思っていた。
まあみんな同じこと思っていたと思われるが。w
声だしNGの中で会場一体になって盛り上がる曲は限られるし、きらめきワイパーを持つこの曲はその代表格といえるだろう。
普段からライブ向きの曲ではあるが、こういう特殊状況下のライブではより一層力強い会場の一体感を演出してくれた。
精一杯ワイパーさせていただきましたぜ!

終盤、最後シメにかかっているであろう段階でくるAround The Clockは、初っ端のアイソとはまた別の意味で、しかしながら同様に、感動を呼び起こすパワーがある。
最初のシングルだからかな。
初心に返る、というわけではないんだけど、巡り巡ってまた元の位置に戻ってくるというか、それによるサイクルの表現というか、「いつものようにライブでまた会おうぜ」って言ってくれているような、何かそういう無言だが強いメッセージ性を感じたんだ。
ライブで聴けて何か安心できた曲だったと思う。


ダブルアンコールは、なんとなくありそうだなと思ってたけど(アンコ終わりで会場がパーッと明るくならなかったので)、本当にあったので「期待を裏切らないな~」という感じでニヤついてしまった。
「もう配信終わったから。これからはここだけのライブ」ってウブさんが言ってたのを聴いて会場内(声は出さないものの)全力の拍手でそれに応える盛り上がり。
しかもそれがPerfect Soundってのが色々な意味で完璧さを演出する。
ガチガチの攻める曲じゃないが「終わりにはもってこい」の曲だったと感じた。
どうでもいいが、またいつものように「撮影OK」とかやるのかなと思ったが、そんなことはなかった。w
まあ配信してたしね今日…(このダブルアンコール部分は配信外だから撮影してSNSにまわして~みたいな流れになるのかなと思ったりしたのだ)

このダブルアンコール、勿論うれしかったけど、配信組からするとこのやり方は賛否両論あるだろうなと思った。
わざわざ止めることなかったんじゃないか?(配信のほうにも同じように流してよかったんじゃないか?)という気はする。
まあ配信の仕組みとか規定とかよくわかってないので、(時間内に収めなきゃいけない会場の使用規定とか?よく知らないけど)色々あるのかもね。
配信のほう見てないけどこのダブルアンコールは後から追加されたりしてるのかな?


余談だが、会場の規定的には「ジャンプは控えてください」っていう感じだったと思うんだが、RendamanとかLike a~とかで普通にみんなジャンプ(小ジャンプw)してたね。w
まあでもアレしょうがないよ。
ジャンプしたくなっちゃうもん。
っていうか拓とかひなっちも指上に挙げてジャンプ煽ってたしな(いつものことだがw)

久しぶりのライブ体験

序盤のブロックが終わった後(「Beginning」の後)に拓君が「やべっ」って呟いてて、後のMCで言ってた感じでは「泣きそうになった」と。
アンコ前のMCでは「スタッフに大きな拍手を!」って言ってて、そのあとひなっちが「トミー泣いちゃったよw」って言ってて。
彼らほどの歴戦のバンドマンやそのスタッフでも、涙腺緩めるほどの長い長いライブ休止期間を経てのライブだったんだなと思うと、非常に感慨深いものがあるなと感じた。
基本的に良い意味で「自分たちのスタイル」を貫き通すバンドってイメージなので、何があっても揺るがない強さ(というかある意味での「鈍感さ」、自分たちのこと以外に構っている暇がない的な)みたいのを持ってるもんだと、勝手に思ってたが、この異常事態、やはりそうでもなかったんだなと思った。

なんというか気丈なふるまいをする女子が優しくされたから泣いちゃったみたいなクサいキャラ設定を連想してしまった。
もうみんないいおっさんなのに。w

しかしまあ、やはりこの異常事態が影響していないはずはなかったんだなと、改めて認識させられたのは事実。
やはり目の前の観客、演者ありきの「ライブ」だからな。
配信ライブとは完全に別物。
ずーっと待ち望んでいたに違いない。
彼らの本業だしね。
色々な思いが溢れた特別な日のライブだったんだろうと考えると、そんな日にその場にいれたことを嬉しく思える。

そういう意味だと、前回のアジカンのときも薄っすら感じたんだが、

  • 駅から同じ方向に歩いてる、同じパーカー(or ナッシングスの別のパーカー)を着てるやつ
  • ほぼ同じ時間にライブハウスのロゴ写真をのっけてツイートしてる知り合い
  • ライブ後に友人と邂逅して繰り広げられる「いやー良かった!」とか「どこで見てました?」とか「次何行きます?」とかの他愛もない雑談

等の体験が出来たことも、「ライブ」というイベントの日常が少しだけ戻ってきたような気がして嬉しかった。
そういう、こういうのが「ライブの日」の日常の光景だったんだよな、と改めて思い出させてくれた。
まだまだ、コロナ禍以前に比べれば全然元通りにはなっていないけど、こうして少しずつ、ライブが戻ってきているのは、良いことだと思う。
改めて、最高のライブ体験をありがとう、ナッシングス!

写真


事前購入したロンT(黒のロンTを大量保有しているため白を選択)


事前購入したパーカー



会場で配られたマスク


会場の隣にあるNRI(野村総研)さんのビルの17時頃の様子



会場から横浜駅方面に見えるFUJI XEROXさんのビルの17時頃の様子