今さらFINAL FANTASY ⅩⅤプレイ日記5
本編クリア!
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サマリ
プレイ時間67時間26分、Lv 58。
CHAPTER 3でお使いパシリをやりまくってたときに予想していたよりは短かったが、それでも70時間弱かかってるので、そこそこ長かったということになるだろう。
自分の中で「FFの本編クリアまでの時間」は、PS1~PS2(FF10まで)の実体験で、大体30時間後半~40時間の印象が強く、そこに比べるとなかなか長かったな、と感じる。
ただPS2でもFF12は確か65時間くらいかかったし、まあ、昨今のFFは大体こんなものなのかもしれない。(FF12は最早「昨今」には入らないかもしれないが…)
なお、諸々のサブクエストや野獣退治を完全無視してとにかくストーリーだけ進めていってたなら、体感20時間くらいは削減できたと思う(逆に言えばサブクエストや野獣退治に20時間以上はかけている感覚がある)
これでも全部のサブクエストをこなしたわけではないし、野獣退治もハンターランクは5に留まっているので、まだまだたくさんやることはあるんだろうが、本編クリアした今となっては最早あまり興味がないのが正直なところで、気が向いたらやるかもしれないな、程度。
基本的に昔からやり込みとか隠しボスとかにもともとあまり興味がない性分で、本編クリアが最大の目標なので、それが満たされたらあとはもういいやというタイプの人なのだ。
そういう意味では、道中シナリオそっちのけでパシリに勤しんだのは、自分にとっても意外な展開であった。
なんだかんだでそこそこ楽しかったんだろうな、と振り返る。
一方で、本編クリアを目的とするからこそ、話の本筋のメインシナリオに関しては個人的には重要視しており、その分、説明・描写不足で唐突感の多いシナリオには不満が大きい、ということなのだが。
ちなみにクリアしたので攻略サイトやYou Tube等ネタバレ情報を解放した。
それで謎が解けた部分も少なからずあるので、今回の日記にはその辺の記述もちょいちょい載せていく。
CHAPTER 13
- 武器が封印されたのち、車で突っ走って敵の拠点に突入。
レガリアが壊れてしまった。
ただ、イグニスの失明やルナフレーナの死亡などと同じで、「後半を盛り上げるための演出の一部に無理矢理取り上げられた」という印象が個人的に強く、「シナリオの都合だけの犠牲者」という感覚である。
実際イグニスもレガリアも過去に戻ると何事もなかったように元通りになることからもその辺の感覚が増長される。
「破壊させる意味あったか?」という。。。 - 指輪はめて無人の街を行く。
今さら(クリア後にw)知ったけど、「デス」ってボタン押し続ければ良いのですね。
連打してたよコレ…
なんかエレメント吸収や召喚獣呼び出しも含めて「押し続ける」必要があるアクションが今作多いが、説明不足なのかなんなのか単発で押すことしかなく、気付いた時にはもう大分終盤まできている、ということがよくある。 - 「ホーリー」は強力で、暴走魔導兵やガルガンチュアなどを倒すときに重宝した。
敵の攻撃をかわさないと発動しない(能動的に発動できない)という点がネックだが、一発当たると6000~7000くらい食らわせられて、武器召喚の力を取り戻すまでの主力だった。
そのため「オラ!はやく攻撃してこい!!」という待ちの姿勢で進むことが多く、攻撃を受けたいドMみたいな感じになってしまった。 - 攻略サイト見ると他にもう一つ指輪魔法(オルタナ?というやつ)があるらしいが、これは手に入らなかった。
どこで入手できたんだろう?
「ホーリー」は最初の街のエリアで扉のスイッチ開けていったところで手に入ったが、オルタナを手に入れる扉を空けていなかったということだろうか。 - 敵しかいない(人がいない)完全無人で、ほぼ無音(やや恐ろしげな雰囲気のBGMがごく小音で流れている)、一人旅という状況で、ホラー要素が満載。
とくにジグナタス要塞のほうは、通路を曲がろうとしたら突然デカい音たてて魔導兵が突っ込んできて倒れたり、倒れてた魔導兵がいきなりつかみかかってくるなど、ホラー感が増している。
今までのCHAPTERと全然毛色が変わっており、なんでこんな風にしたんだか不明だ。
必要だったかなこの演出… - 暴走魔導兵は、最初おっかなかったのでw隠れていたのだが、試しに戦ってみるかと思って戦ったら、別に普通に倒せて拍子抜けした。
以後「隠れる」なんてチャチなことはせず、見つけたらむしろ積極的に喧嘩を売りに行って始末していった。
デスはあんまり効かなかったが(それも上述の通りでデスの使い方を勘違いしていたことに起因している可能性は高いが)ホーリー一発当たれば大体即死なので、比較的楽だった。
親父の剣を手に入れてからは能動的な攻撃手段も加わり、余計に恐れる存在ではなくなった。
恐怖の要塞で歩き回る意思なき兵士、という設定なので、もうちょっと強くしてあげてもよかったような気もする。(積極的に戦う気を失せさせるようにしてあげても良かったのでは) - というか帝都もジグナタス要塞も、そもそもなんで完全無人なのか不明。
どういう理由で無人になったのだここは??
話の流れ的にはアーデンがやったんだろうが、そんな描写や演出がなく、目的が不明だ。
ノクティスをいじめたかったから、くらいの軽い理由か?(仮にそんな軽い理由だとしたら巻き込まれる規模が大きすぎるが…) - プロンプトが帝都出身、というのは、アーデンが声高らかに宣言してることを見ても、「仲間にも隠していた衝撃的な事実」という感じなんだろう。
確かに意外性はあった。
「魔導兵のオリジナルの素体」というのも、ただの一般市民だと思われていた彼に特別なバックグラウンドを与えてくれた。
ただ、だからといって要塞内の最高レベルのセキュリティが彼オンリーで完全フリーになるのは、ゲームのご都合主義とはいえ、何か違和感がある。
それは逆に言えば魔導兵が要塞内をセキュリティフリーで好き勝手歩き回っていいという意味であり、それってセキュリティの意味あるのか?と言いたくなる。
魔導兵って要するにただの量産型の雑兵であり、このレベルのヤツが機密レベルのセキュリティにまで立ち入ってよいとは思えない。
下手にクリスタルの安置所まで入っちゃったりしたら危なくないの??
武器召喚の装置を破壊する手前、ノクトがプロンプトに「頑張れよ(だっけ?)、ルシスの一般市民」と話しかけてたのは良かったな。
出身地なんて関係ない、お前は俺(ルシス)の国の民なんだ、というメッセージが込められていて、「王としての自覚」と「仲間への思いやり」がこもった良い台詞だった。
個人的に数少ないシナリオの評価点の一つであるw - VS フォラス
意図したわけではないが怖い口元がとれた。
一人旅の最中、ちょいちょい出てきて鬱陶しいので、もういいややっつけちまえと思い、一度ガチで倒そうと画策し、実際ホーリー主体に半分くらいまで削ったんだが、消えて復活したら全回復していて、「あっ今はまだ勝てないってことか」と察して、逃げた
「なんかこいつ回復してないか…?」というのに気付くまで10~20分くらいかかってしまい(何度か回復された)、時間とポーション系を無駄にした… - VS レイヴス
まあそのうちどこかで出てくるだろうなと思ってたけどまさか人間としてではなくシガイとして出てくるとは…
帝国に属していながら主人公たちサイド(に近い立場、少なくとも敵としてではなく遠回しに助力する形)としても動いてた節もありそうで、結局何がしたいんだかわからない人だったので、この人も「イベントの都合で無理矢理戦わされた」という印象が強いが、それならわざわざゾンビ(?)にしなくても良かったんじゃないのという気もしており、要するに最後まで「存在意義がよくわからない人」だった。
この人は何がしたかったのだ??
と、思って色々ググってみたら、当時プレイした方のブログが見つかり、なんとなく分かった。
なるほど…基本的には終始一貫して妹の身を案じて行動していたということなのか…剣も(実力さえ備わっていたなら)最初から渡そうとしていたんだな。
帝国軍に属しているかどうかに関わらず、彼の優先事項はまず第一に妹だった、ということか。
ていうかこれ、彼の死体の近くに手紙が落ちていたということか。
全く気付かなかったな…
それはそれとして、地下のほうで死んでた理由とか背景がよくわからなくて(死に至る描写がない)、いつ・何が原因で死んだのかなど多くが語られていない。
後々シガイとして登場させるためにわざわざ一回死体にしたのか?
それとも「オルティシエの作戦失敗で処刑された」のか?(そんな感じの死体の雰囲気ではなかったけど…)
それにそもそも一度死体にしないとシガイ化できないという設定なのか?
シガイにされてまで戦わされたという設定からは、彼も「イベントを盛り上げるための都合主義の犠牲者」のような気がしてならない。
バトル後のグラディオの「将軍にまで上り詰めた人間の最後か…それなりに志もあっただろうによ」という台詞にも何か違和感がある。
この台詞からは、何かどこかしら「一歩引いたところから見ている」「他人行儀」な言葉のようにも感じ、総合的に「(あまり面識のない)ただのシガイになった敵」としか見ていないような雰囲気を感じ取った。
確かに、どこかの基地で1回相まみえただけの人だが、ルナフレーナの兄貴という設定、ノクトの親父の剣を使っている等、今までの語られ口からは、「単にイベントバトル1回分で消費されるだけの一発屋」だったとはどうしても思えず、少なくともそこそこの重要人物に類する人だったのではないかとも思っており、それにしては台詞がアッサリしすぎてる気がしてならない。
そんなアッサリとサヨウナラってかんじで良いのこの人??っていう不安。(不満でもある)
そういえば義手になった経緯に関連して、「何か超常的な力を持った」という話もあったような気がするが、結局何か具体的なところは演出されず終わってしまった。
バトルでも特に発揮されなかったな(まあシガイになった時点で失われてる気もしないでもないが)
やはり最初から最後まで「なんだかよくわからない人」という評価は変わらないようだ。 - 10年後
ずいぶんサッパリと10年後にワープするなという感想。
ノクトに髭が生えている…
クリスタルに飲み込まれてから、あの島に移動?したところの描写がなく、なんであの島にいたんだかよくわからんが、まあ、この辺は超常的な力の影響とか云々で、あまり深いことを考えてはいけないのかもしれない。
そういう意味ではクルーザーがちゃんと停めてあったのも気にしてはいけないのだろう。。。
クリスタル内でバハムートが出てきたが、今回のは「竜」って感じではないな。
「いっぱい剣をもってる巨人」という雰囲気。
後にイフリート戦で出てくるときも「メガフレア」なんてのは使ってないので、FFで有名な名前だけ無理に使ってる感じだ。
こんななら別に名前を「バハムート」に拘らなくても良かったのではないのか?
バハムートとの対話は、CHAPTER 12でゲンティアナ(シヴァ)と会話するときと同じで、こちらが選択肢で聴きたいことを聴くタイプ。
シヴァといいバハムートといい、「自分から説明してやる」という甲斐性はないのか。
人間関係には歩み寄りが大切だぞ。(人間じゃないけど…)
バハムートとの会話の中で、最終的にノクティスが命と引き換えに世界を救うようなことをしれっと言われる。
これ、本当に「しれっ」としていて、この設定は次のCHAPTERでも重要な要素として付いて回る割に、このときはバハムートからの一方的な言い分で、それに対しノクティスが全然衝撃を受けていないように見えるのも違和感。
ラストの「覚悟して戻ってきたんだよ」や「やっぱ辛ぇわ」に繋がるような、ノクティスの「覚悟」や「悲しみ」が、この場面からは一切感じ取れない。
そんなに「しれっ」と済ますならあんなキャンプシーンなんか挟むなよと文句を言いたくなる。(下手に悲劇的な感動シーンを演出するなよ、という感想)
そもそも「世界を救うために王は命を落とす」という設定ってノクティス自身はもともと周知の上で覚悟はできていたってことか?
「世界を救うために命を落とす」という設定自体、個人的にはこの場(クリスタル内でのバハムートとの会話)で初めて知ったくらいなのだが。(それもバハムートの変な声と古風な言い回しで正直最初はピンと来なかった。CHAPTER 14の最後のほうになってあー、そうなんだと理解したレベル)
それに、その設定(事実)をそもそも仲間はどこで知ったのだ?キャンプシーンを見るに、知っていた節はあるが…これ以前にそんなこと説明される場面あったか?
う~ん。
色々説明不足の粗が目立つ気がしてならない。
最後の寄り道
- このまま進むのも何かちょっと気が引けたので、最後にちょっと寄り道することにした。
過去に戻ってサブクエストに挑む。
デカ目?のイベントとして残していた、シドニーの下水道攻略のイベント・荒れ地の近くにある基地の攻略。
他に微妙に野獣退治をこなしたりしたが。 - 野獣退治中に下りてきた帝国軍。
飛空艇を鉄塔が貫いている。。。
テクスチャのゲーム上の限界ということか…(もしくはもともと鉄塔は絵だけのペラペラで、物理的な実態はなかったりとか?)
まあでもこのテのやつ、探せば他にもありそうだけどな。
珍しい場面なのでパシャった。 - なんとか下水道。
ナーガの強化タイプの敵、こいつはLv45?47?くらいだったのでそこそこ苦戦したが、まあ殴りまくってたら勝て(ry
この下水道に関しては、シドニーの依頼以外に「下水道そのものを攻略する(下水道最深部の敵を倒す)」というサブクエストも同時発生していて、この白ナーガがその対象だと思っていたが、どうもそうではないらしい。
シドニーの依頼品を入手した段階でもう満足したのと、この白ナーガ倒した段階でそっちのサブクエストもこなしたと勘違いしたため、以後もうこの下水道に戻ってはいないが、実際にはまだ探索しなければならないところがあるらしい。
面倒くさいのでもう行くことはないが… - なんとか下水道2
ゲンティアナが写っている。
そんなところで突っ立ってないで手伝ってくれよ。。。
(ゲンティアナの正体を知ってから余計にそう思うようになった)
このダンジョンは推奨Lv45とかなので、挑んだときはLv55とかLv56とかだったが、そこそこ敵が強い。
特に侍系の敵が一番厄介だった。
このくらいのレベル差だったらなんとかなるが、もう少し強くなってから来た方が攻略は楽にできたかもな、と思う部分はある。 - イグニスさん
過去に戻ると何事もなかったように目が見えている。
その先の話を知っているとこの笑顔が悲しい… - なんとか基地
やはり途中から見つかってしまい、乱戦モードになった。
大量に魔導兵が出てきて、それはまだなんとかなったんだが、最後に出てきた二体の魔導アーマーが強かった。
倒しきる頃には朝日が昇っていた…
最後の魔導アーマー2体、ロキとカリゴ?とかいう名前が出てきたが、ロキって序盤に出てきたあの人か?生きてたの??
あとカリゴ?だかなんだか。この人は後ろからシフト仕掛けて捕まえた人だな…なんかしれっと「逃げた」とだけ伝えられた存在感の薄い人だ。
多分ロキの方だと思うが、倒したときに「あいつら…どんだけ強いんだよ…!」とか言ってて、ちょっとエンヤ婆の気分になった
ChAPTER 14
- 王都を進む。
短かったが、実質ラストダンジョンというところか。
一匹Lv70超えの妙に強いやつがいたので無視したが、そいつ以外はキングベヒーモス含めて大体なんとかなった(下水道の敵と同じかそれより少し弱いくらい) - VS イフリート
あんまり強くない。
第一段階はバハムート、第二段階はシヴァを召喚しないと終わらないという、半分くらいイベントバトルな雰囲気があったので、その関連かもしれない。
FF大辞典とかにも書いてあるが、「4人で戦う最後の敵」なので、パーティーバトルとしてはこいつが実質のラスボスということになるが、その意味では、あんまり苦戦しなかったというのが若干の物足りなさを感じる。
もう少し強くても良かったのに… - VS アーデン
これも半分くらいはイベントバトルだった(と思う)ので、苦戦しなかった。
こいつが本当のラスボスってことか…何か…う~ん…往年のFFから比べるとアッサリしているというか…巨大化したり、別のでかい敵現れたりしないんだ、という感想だった。
まあイベントバトルという特性から考えると当然かもしれないが(結果的に見ればそうだった、という感じで)。
そういう意味でも前段のイフリート戦にやはり少し物足りなさを感じてしまう。 - よくネットでネタにされている「やっぱ辛ぇわ」は、時系列的にはハンマーヘッドから王都に旅立つときに行われているキャンプの場面だと思われるが、実際見るのはエンディングなので、何か「えっそこで出すの??」という違和感を感じた。
あれエンディング側に持ってく意味あったのかなあ。
そのまま流れで見せていた方が良かったと思うんだが。
彼らが前夜に(といってもずっと夜なわけだが)どういう会話をし、どういう覚悟のもと王都に入ったのか、を描くうえでは非常に重要なシーンだと思うんだが。
エンディングに行っちゃったことで「後出し」のような表現になってしまっており、何か違和感がある。
まあ、人の感じ方は人それぞれだし、これも個人の意見なので、どうでもいいちゃどうでもいいんだが…
おわりに
- バトルやサブクエスト、釣りなどのミニゲーム要素などを含め、「ゲーム性」の部分は個人的には気に入っていて、そこそこ楽しめたと思う。
CHAPTER 3でグダグダ文句言いながらも大量のパシリ案件を捌いたりしたのは、なんだかんだ言って楽しかった証拠だろう。
一方で、目的や背景がはっきりしないまま進められるストーリーや、最後まで謎のまま終わっている事項が数多く残ることを含め、正直シナリオは不満である。
後にググってみた感じ、DLCでその辺の謎が一部明らかになる、といったDL商法が絡んでいることも不満に拍車をかけている。
前の日記でも書いたが、ゲーム性部分が評価できるだけに、総合的に見て「残念なFF」だという感想である。 - バトルについては、強すぎず弱すぎず、全体的に上手い具合に調整されていると感じる。
難易度は最初から最後まで「ノーマル」だったが、なかなか良いゲームバランスだったんじゃないかと思ってる。
逆に「イージー」だと多分物足りなかっただろうな、この感じだと…
- ただCHAPTER 3で大量のサブクエストを捌いたあたりから、敵とのレベル差が常に10~20前後雄乖離しており(こっちのほうが常にレベル高い)、以後の、特にストーリーで登場する敵に関しては、実際のところあまり苦戦した記憶がない。
シナリオのボスっぽい敵に関しても半分くらいがイベントバトルで構成されている都合で、「苦戦する」という状況があまりなかった。
ストーリー進行上の敵にはもう少し緊張感が欲しかったところはある。 - あと、基本的に脳筋戦法でごり押しすれば、特に戦略を練らなくても勝ててしまうので、それも何かちょっと物足りなかった。
魔法なんて序盤に数回しか使ったことがないし…
まあ戦略練らないと勝てないような強敵と遭遇してないだけかもしれないが… - そういう意味では、ヴェスペル湖近くのハチの大群は、事前にステータス異常無効にする食事をとって挑む等したので、緊張感ある戦闘だった。
全編通してアイツラが一番強かった気がするな… - 基本的にポーションとかの回復薬が時間差なしで使い放題(持ってる分に限られるが)で、実質こちらのHPがほぼ無限に等しいのも、そこまで苦戦しなかった理由の一つだとも思う。
上述した脳筋戦法と回復薬を大量につぎこんだ物量戦で、自分より高いレベルの相手にもある程度は対抗できる。
ハイポーションとハイエリクサーは基本常に99個もって移動していたので、回復手段に困ることはなかったし。
ただガチの強敵は一撃で全HP削ってくるので、単にポーション大量に持ってるだけでは倒すことはできず、地力の底上げやアクセサリ等の準備が必要だったりするので、これは戦闘の難易度を和らげる一手段に過ぎなかったとは、今振り返ってみると思うけど。
- ただCHAPTER 3で大量のサブクエストを捌いたあたりから、敵とのレベル差が常に10~20前後雄乖離しており(こっちのほうが常にレベル高い)、以後の、特にストーリーで登場する敵に関しては、実際のところあまり苦戦した記憶がない。
- ググって見た感じでは、シナリオの不満はそこかしこで語られていて、少しずつ不満に思ってるポイントが違うものの、大方針としてはみんな同じように思っているようで安心した。w
基本的に本作は全体を通して「話の大筋が繋がってない」気がしており、本作のシナリオに関する不満を一言で表すならこういう表現になるだろう。
なぜそこに行くのか?なんのためにこうなる(あるいはこうなった)のか?彼/彼女は何がしたい(あるいはしたかった)のか?等、疑問符が付くものが多く、かつそれらに関する説明も描写も不足していて、プレイヤーは何も知らず・訳も分からずただ進めざるを得ず、結果シナリオとしての魅力がまるで感じられなかった。
「壮大な作業ゲー」というか…
少なくとも、このゲームのシナリオが何を伝えたかったのか、私は理解していないし、プレイヤーに理解させるようにシナリオが作られているとも思えない。
若干、視点は違うが、FF大辞典に「国を追われた主人公の旅をオープンワールドにしたことがそもそも間違い」という記述があって、ああなるほど、と思った。
これはよくFF15の本性を言い当てていると思う。 - サブクエストは、内容に大小の差はあれど、本質的には依頼主の「パシリ」にすぎない。
そう捉えると面白さなど欠片もなさそうな気がするが、結果的にゲーム全体の3分の1近く(個人的な体感だが)は「これ」に費やしていたと思うと、それなりに面白かったんだろう。
今振り返ってみても、少なくとも不満タラタラのメインシナリオよりは楽しんだような気がする。
ただ、戦闘も発生しない、広大なフィールドから点を見つけるような細かい探し物系のサブクエストは正直苦痛だった。
まあそれが「オープンワールドの使い方」なのかもしれないが。
サブクエストは、依頼さえこなえば、特に戦闘してないにも関わらず比較的潤沢な経験値が得られるというのも、積極的にこなそうと思った理由の一つにはなっている。
CHAPTER 3で大量発生した依頼を一通りさばいて、経験値1.5倍のレスタルムの宿に泊まりまくった結果、飛躍的にレベルアップしていったので、戦闘が楽になったとは感じる。
(まあ上述した通りシナリオのバトルはむしろ若干ヌルく感じる部分が多くなったのも事実だが)
野獣退治は、最初の方は興味本位でやっていたが、中盤~後半あたりは、バトルに刺激が欲しくなって挑むケースも増えたと思う。
敵にもよるが、概ねみんな強敵ぞろいで、毎回緊張感のあるバトルを楽しめた。
勿論まだ倒せてない(そもそもハンターランクが足りなくて受注すらできない)野獣はたくさんいるが、ストーリー進める上ではほぼ倒さなくていいような奴らもいっぱい相手してきたので、その辺はサブクエストとはまた別の側面で楽しんだと思う。
サブクエストも野獣退治も、メインシナリオとの雰囲気の乖離は大きいが、オープンワールドならではの楽しみの要素だったのかなと思う部分はある。
これが個人的には初めてのオープンワールドである点もあってか、初めて体験するゲームシステムへの純粋な興味・楽しさというのを堪能したのかな、と自己分析している。
もともとがGW中のステイホーム期間の暇つぶしを目的に買ったものだったので、それから考えれば当初目的を超えて存在感出したと思う。
色々不満はあったけど、同様に楽しめる部分もあった。
約1か月ちょい、暇つぶしにしてはなかなか良いゲームだった。