最近のこと202210某日
最近のことなど
- 夏・秋の思い出の話
- コロナに罹った話
- Azureを辞めようと思ったけど後処理が面倒くさくなった話
- 最近「勉強」してないなと思う話
- 外資Techのリクルーティング活動に違う意味で興味が出てきている話
- 髭剃りを買い替えた話
- 一社目と二社目の話
夏・秋の思い出の話
- 御宿にいったりした。しかし風が強くて最終的に遊泳が制限されてりして、なかなかヘヴィな体験をした。。どっちかっつーと近くにあるプールのほうが子供たちは楽しかったようだ。ウチの子たちは海よりプール派なのだった。
- ちょっと諸事情あってHILTON TOKYO BAYに泊まる機会があったので、いってきた。さすがに高級ホテルってかんじ。中のプールも(小さいが)子供たちは十分楽しめたようだ。写真はHILTON TOKYO BAYのプールサイドで飲んだトロピカルなジュース。名前は忘れたw
- 御殿場にある木の花の湯ってのにいってきた。
休憩エリアに漫画がめっちゃたくさんあって、子供たちはそこで2時間くらい漫画読みふけってた。
場所が結構問題で、特に日程や時間帯によっては帰りの(上りの)東名がめっちゃ混むのがネックなのだが、そこさえ避けられるならまた行っても良いと思った。
- 実のところ他にも色々行ったりしてるのだが、いい感じの写真がないのでこの辺にしておく。いやしかし、2年前と比べると、どこ行っても観光客の数がぶわーっと増えたなという印象。まあライブやフェスも同様なのだが。コロナの波が来るたびに躊躇してしまいがちではあるが、子供たちがまだ旅行についてきてくれるうちに他にも色々行っておきたいものだ。
コロナに罹った話
といっても俺じゃないんだが、実は8月の下旬に妻がコロナ陽性になり、家庭内がかなりドタバタしていた。
コロナ禍が始まって約3年弱、これまで何度も感染拡大の波がくる中でも、我が家では感染者が出なかったので、どこか他人事の雰囲気も感じていたが、ついに来たか、という感じだった。
妻は家庭内で10日の自宅療養だったので家の中にはいたのだが、完全隔離生活だったのでほとんど顔をあわせる機会がなく、連絡も基本的には家の中で電話で話していた。
大変だったのは家庭内の家事で、これはマジでヤバかった。
食事・洗濯・掃除・洗い物・ゴミ出し・小学校の通学路での旗振り・買い物・子供たちの宿題や明日の準備・等々、普段妻にお願いしていた諸々の家事の負担が全部俺一人に集中し、しかも慣れてないもんだから大分キツかった(特に食事)。
妻のありがたみを本当に実感した日々だった…
最初の2日間だけ諸々のため仕事は休んだのだが、3日目からは仕事にも復帰して、仕事しながら上手い具合に時間の隙間を見つけて家事してたが、朝から晩までほとんどの時間何かしらの作業を実施していて、とにかく忙しかった。
これ(仕事と並行して家事)、在宅勤務じゃなきゃ絶対無理だったなと思う…それでも結構キツかったのに。
普段出勤してる人で同じような状況に陥った人ってどうしていただんろうか…単純に興味がある。
なお、ちょうどほぼ時期を同じくして、コロナ陽性による自宅療養が保険金支払いの対象外になるというニュースが流れたが、妻はギリギリこれが施行される前に陽性判断になったため、保険金支払いの対象となった(まだ振り込まれてないけど少なくとも保険会社への申請は通った)。
絶妙なタイミングで陽性になってくれてよかった…(まあ感染してよかったってこともないんだけど)
余談だが、普段から結構な勢いで濃厚接触(意味深)していたのに俺は感染しておらず、なんで俺が感染してないのか、個人的に非常に謎である。(まあ感染しないに越したことはないんだが…)
個人的には、後々面倒なことになるくらいならむしろもう早めに感染してしまいたいという思いすらあるのが正直なところなのだ。
ただ一方で、後遺症の影響が不透明であることを考えると、やはり感染を避けられていることは良いことなんだろうと思うべきなんだろうな…
引き続き基本的な感染対策は実施していこう。
Azureを辞めようと思ったけど後処理が面倒くさくなった話
いきなりだが、Azureを使うのを辞めた。
強い理由はないんだが、単純に使いこなせていない(使いたいなと思えるようなサービスがなかった)のと、そんな状況下でアカウントだけ持っていてもリスクになるだけだという思いがあって、意を決して辞めることにした。
7月の中旬くらいには基本的には利用を取りやめ、稼働していたリソース(といっても1個しかなかったんだけど…)はAWSに引っ越した。
が、Azureというのはどうもアカウントを削除するという概念が存在しないらしく、一度アカウントとして登録されたものは(少なくとも「アカウント」という概念としては)残存し続けるらしい。
上のブログのように、強いて言うなら、「サブスクリプションの停止」と「クレジットカード情報の削除」でそれを代用する感じになるようだ。
というわけでこちらの作業を実施することにしたのだった。
しかし、「サブスクリプションの停止」は完了したものの、「クレジットカード情報の削除」が延々いつまで経っても出来ない状況が続いていた。
もう完全に請求は終わってるはずなんだけど(それは課金サポートの人も確認してもらった)、削除しようとすると「まだ残りの請求がある」というメッセージが出て削除できないのだ。
この件について、課金サポートの方と長々とやり取りを続けていて、指示にしたがってEdge使ってパケットログ送ったりとか、その結果内部のバグが見つかりました→修正しましたのでお試しください→やっぱダメですとか、色々やっていた。
正直に言うともう辞める気満々の状態だったので、ここに来て「パケットのログ取る」とか面倒くさくて仕方なく、それ故後回しにしてしまいがちで、それもあって長引いてしまっていたのはあったと思う。
もう面倒くさっくてなんならこのまま放置でもいいかとすら思えたこともあったが、使いもしないサービスにクレカ情報を放置しておくのも気持ち悪いし、何より「なんだかわからないけど削除できない」という状態は、エンジニア的視点からもなんとなく決着をつけたい案件でもある。
というわけで面倒くさいながらも細々と、結果的に長々とこの対応を水面下で続けてきたのだった。
そして、長々とやり取りを続けてきた結果、ついにこないだ(9月下旬)、ようやく削除することができた!
問い合わせを起票してから実に2か月以上経過して解決に至った、実に長い案件だった。。
俺自身に対して言いたい気持ちはあるが、何よりこの件に粘り強く対応してくれたMicrosoft課金サポートの方に労いの言葉をかけたい。
この件、サポートの人からしても、大した課金もしていなかったユーザーのうえ、実質「サービスの退会」に近いことをやろうとしてるユーザーからのバグ報告みたいなものなので、多分裏側では「面倒くせえなあ~~~」と思われながら取り扱われていたに違いないからだ(邪推)
ありがとうございました&お疲れさまでした。
まあ実態はAzure Portalのバグだったという報告はあったので、製品バグならなんとかしてよという話は(少なくとも利用者目線からしたら)基本的には当然の主張だし、修正の確認ができるまで手放さないのも彼らサポートの仕事の範疇だろうから、振り返ってみれば、内容自体は普通の問い合わせに対するサポート対応ということにはなるが。
俺自身いくつかのサポートとやり取りしている中で、一つの問い合わせがこんなに長引いて、かつ完了するまで付き合ってくれたことはなかったので、ちょっと印象的な事案だった。
なんにせよ削除までできて良かった。
そしてこれにて完全にAzureとはお別れである。
さようならAzure、また会う日まで(会わなそうだけど)。
最近「勉強」してないなと思う話
英語は毎日やってるんだが、それ以外の「勉強」にほとんど手を付けなくなってしまった。(一応、水面下でやってるのは少なからずあるにはあるんだが)
一応今年の目標には数学検定への挑戦をあげてはいるんだが、多分これは無理だ。
今年は恐らく挑戦できない。(来年やる気はあるのかって話はあるが…まあこれは追々)
2020年~2021年の初めくらいは、今振り返ってみると自分でもなんでだか全くわからんが、何かにとりつかれていたかのようにいろんな資格試験に挑戦していたが、今ではその気迫は(当時に比べると)大分なくなってしまった。
というか単純に挑戦してみたい(知識や経験を身に着けてみたい)と思えるような分野の技術や資格が単純に減ってきたからなんだろうなと思ったりもする。
振り返ってみると、GCPのACEやらKubernetesのCKADやらは、勉強するのが楽しかった。
新しい知識を得ることに喜びを感じられた。
今はそういうトキメくものが周りにあまりなくなってきてしまった、ような気がする。
単純に飽きたともいえるが(これのほうが大きいのかもしれない…)
どうも自分の中での「楽しい」と思えるアクティビティの優先順位が変わってきたんだなという自己分析がある。
今は正直、資格試験の勉強しているよりは、Next.jsとかでちょっとした趣味アプリとかツール作ったり、漫画描いたりしてる方が楽しい。
そう感じるようになった、というかそういう風に思っているのを自覚している。
自分の時間の使い方の優先順位が変わってきているというか。
まあそれはそれでよいことなんじゃないかなと思ってもいる-何か打ち込めるものがあるのは良いことだと思うので。
中長期的に見たときにどっちが自分のタメになるのかという点で言えば、見直した方がよさそうな部分はあるが、まあ、利害だけで人生の選択肢を決めるのも面白みがないし、現時点で「楽しい」と思えないものに対して無理に時間割こうととするのもストレスになるしな。
結局自分の時間の使い方なんだから自分が好きなようにコントロールすればいいので、納得できているんならそれでいいとも思う。
資格の取得って、個人的には「FF5のアビリティを取得していくこと」に感覚的には近いんだよな。
まあFF5でなくても良くて、FF6でも7でも8でも9でも10でも、はたまたドラクエ7でも8でも、なんかそういう「育てて能力得る」系のゲームなら大体みんな同じなんだが、とにかく言いたいのは、要するに半分くらいゲーム感覚なのだということなのだ。
それが現実世界で起きていて、しかも育てる対象が俺自身に限定されているというだけだ。
「次こんな能力が欲しいなあ~」って思って、実際にそれに向けて修行(勉強)して、その能力を得る、その過程をただ楽しんでいるだけなのだ。
なのでゲーム感覚というのは個人的にも正しいと思っており、そういう意味では一種の「趣味」に近い。
強いて言うならLinkedInで色んな人の目に留まるようなちょっとしたアピールというか野心は少しはあるがw、まあでもそっちの目的は二次的なのだ。
少なくとも自慢したり見せびらかしたりする目的は皆無なのだ。
でも最近そういう風にトキメク「能力」がなくなってきたなあというのを感じている。
これが冒頭の悩みに繋がっているんだと思う。
なにか、やってて「面白い!」と思えるもの、この「能力」が欲しい!と思えるもの、そういうものに出会いたいものだ。
外資Techのリクルーティング活動に違う意味で興味が出てきている話
勿論俺自身がリクルーティング活動してるわけじゃないので、「受け身」としての視点からの話なのだが。
昨今の米国の景気動向からすると、今年は採用を控えているところが多い印象で、実際Google、Microsoft、Facebookは年内の採用活動を停止すると発表している。
というか企業によってはそもそもレイオフを敢行しているところすらあるはずで、例えばFacebookはその発表をしてたし、Shoppify?だったかのMarketingの人だったかなんだかがTwitter上でレイオフされたと言っていたし、仮想通貨のどこかの会社さんが大規模レイオフをしたことで、そこの元従業員が求職している旨のFeedをLinkedInで見たことがある。
まあそんな感じで、一米国Tech企業の末端社員の視点からすると、残念ながらあまり景気の良い話を聞かないし、実際肌に感じないのが正直なところなのである。
ただ、そんな中でも未だにLinkedIn経由でお声がけいただく機会が、ありがたいことにちょいちょいある。
G社とかS社とかO社とかA社とかM社とか…その他いくつか。(特にS社はなんか勢いが凄い。彼らの検索結果に俺がキャッシュされてるんじゃないかというレベルで声がかかる)
なお、これは「その会社のリクルーター」から声かかったという例=明確に会社がわかっている例だけを指しており、エージェントは含めていない…ただ「ヨーロッパで最大のエンタープライズソフトウェア企業」とか言われたら「それ名前伏せてる意味あるか?」と逆に突っ込みたくなったりもするが(どうでもいいけど、ああいうの、あそこまで誰でもわかるレベルの文章書いておきながら社名明かさないのなんでなんだろうね。企業との契約があって明かせないとか?)
上記の中には、ニュースで明確に「Hiring Freezeする」ことを公表している会社もあるので、それを知っているとまず第一印象がすごく懐疑的になる。
「なんでそんな状況なのに俺に声かけてくんの?なんか間違ってない?」という感想しか出てこないのだ。
ポジティブに言えば「景気のいい会社なんですね」という皮肉交じりの感想になり、ネガティブに言えば「オタクの会社ほんとうに大丈夫なの?」という疑心暗鬼の心境になる。
「今」このご時世で新たに人を雇う余裕がある米国Tech、って正直結構なところなのではないだろうかと思う、色々な意味で。
少なくとも世界的な経済状況を理由に採用活動を停止していない、なんらかの理由があるはずなのだ。
今のところ転職するつもりはないんだけど、むしろそういう側面では個人的に非常に興味があって、話を聴いてみたいと思っていたりする。
ただまあ、実際問題、背景には色々な事情があるんだろうなぁというのは、漠然とはいえなんとなく予想できなくもない。
Globalの戦略で日本市場を広げることになったんだけど全然現地スタッフいねえから超急募とか、大規模な組織変更があって新部門できたんだけど配置換えで全然人いねえから超急募とか。
実際某Tech企業の末端従業員として働いている身としてはなんとなく思うところはある。
転職云々は置いといて、そういうところに興味があって話を聞いてみたいと思う。
逆にいうと声かけた側からすると「そんなお前の都合で転職するつもりもないやつに割く時間はねえんだよ」って感じもあるんだろうけど。
というわけでできればお話聴かせてください。
髭剃りを買い替えた話
大学くらいの頃から使い続けていた電気シェーバーがあるんだけど、最近これの刃がキツくなってきて、怪我するようになってきたので、そろそろ買い替え時かなと思って、買い替えることにした。
大学生の頃から使ってるので、もうおよそ20年近くずっと使い続けているわけである。
身近にあるもので、これだけ長持ちしたアイテムは、自分が思いつく限り存在しない。
むしろよくもまぁここまで持ったもんだなという感じである。
もっと言うと刃も交換した記憶もない(あったような気もするがよく覚えていない)ので、仮に交換していないとすると、この髭剃りのオリジナル刃をそのままずっと20年間使い続けてきたことになる。
製品紹介ページで説明書ダウンロードできるので見てみると、「できれば1年に1回は刃変えてね」とか書いてあって、俺全然従ってなくて笑える。
そんなに髭が濃いほうではないので、刃が痛むようなこともあんまりなかったのだろうが、オリジナルの刃ってそんなに持つもんなんだろうか。
よくわからん。
まあでも刃の耐久性云々もしかり、清潔感を保つためにも刃の交換は定期的にやってったほうがいいんだろうなあ…当たり前だけど。
髭剃り購入したのは大学生の時が初だったので、俺の人生初の髭剃りがこれだった。
それから20年間、卒業し、就職し、結婚し、子供が出来、その間3回くらいの引っ越しも経て、という人生の大半をこいつと過ごしてきたことになるのだ。
真面目な話、俺の人生の半分くらいの期間、ずっと俺の髭を剃り続けてきたわけである。
そう考えると感慨深いものがあるな。
よく頑張ってくれた、ありがとう我髭剃り。
ちなみにPanasonicのES7115ってやつを使っていた。
当然だけど現時点で生産終了である。
一応探したけど替え刃も見つからなかった。(まああっても最早買うつもりもないが…)
驚くべきはまだ「National」ってマークがついていることだな。
Panasonicに変更したのが2008年らしいから、少なくともそれ以前の発売なのは間違いない(実際、俺が新卒で会社に入ったのは2007年なので、大学生の頃に購入したという記憶からすると、時系列は正しい)
なんかもう「旧時代の遺物」感ある。
逆にこのままとっといたほうがあとでプレミア的価値ついたりするんじゃねえのとか…
いやオッサンが20年感使い続けたモンを欲しがる物好きなんていないか…
まあそういうわけで新しい髭剃りを購入するに至ったわけだ。
別になにか強いこだわりがあったわけでもないしそもそも詳しくもないので、近場の家電量販店いってみたんだが、ちょうどタイミングのいいことにブラウンが下取りキャンペーンみたいなことをやっていたので、それに乗っかることにした。
この後買うシェーバーを今回と同様約20年間も使い続けるとは思っていないのだが、十年くらいは使いそうだなと思い、それくらい使うならどうせなら一番高いやつ(シリーズ9)を買おうかと思ったんだが、予算とか諸々あってシリーズ7を購入するに至った。
まだ数回使った程度だけど、今のところ剃り心地にそんなに大きな不満はない。
ただ、前使ってたやつと劇的に違うかというと、別にそうでもない。
シェーバーって、言うほど進化してないのかもなぁ、と思ったりしたのだった。
長持ちさせるために、今回は替え刃もちゃんと交換することを忘れないでやろうと思う…
一社目と二社目の話
最近偶然にも一社目の人と飲む機会が複数回あった。
(ここでいう一社目の人というのは基本的に先輩とか上司のことを指しており、当時の同期ではない)
あったというより、ありがたいことに誘ってもらえた感じなのだが、そのきっかけというのがそもそも、俺が一社目を辞めてからまた転職したという情報が(事実なんだが)、毎年年賀状をやり取りしている人経由で社内で知れ渡った結果、「あいつ今何してるんだ?」みたいなところから、声かけていただいたらしい。
一社目は色々と変わっていた。
まずそもそも所属していた会社が組織変更で別会社に分離していたりして、俺が所属していた頃にはなかった会社が出来上がってたり、当時の知り合いの一部はそっちの新会社の方に移動しつつも別の一部は当時の会社に残っていたりしていたみたいで、もともと同じ一つの会社の中にいた人たちが散り散りになってしまっていた。
人の状況も変わっていた。
昇進してたり異動してたり離婚してたり転職してたり独立してたり休職してたり定年退職だったり、残念ながら亡くなってしまった例も聴いた。
4年も経つと色々な意味で変わってしまうものなんだなぁと改めて感じたのだった。
逆に言うと俺もこの4年で色々変わったようで、冒頭書いたような「もうすでに四社目にいるほど転職している」という状況を知らない人のほうが多く、そこについてはやけに驚かれることが多かった。
話してみて感じたのは、「転職」というのは最大でも1回程度しかしないもんだ、という、謎の暗黙の前提みたいのが、一社目の中の人達にはあったようだったな。
少なくとも俺は「そういうやつだ」と思われていたらしい。
最初に転職したときから、そんなつもりは全くなかったので、個人的にはそれが意外だった。
あとで書くが、「転職」というのが人生の選択肢に基本的に存在していないので、「複数回転職する」というのに対して免疫がない(想像できない)ような印象を受けた。
良いとか悪いとかではなく、これは単純に意外だったというか、発見だった。
へぇ~、俺はこの人達にはそういう風に映っているのか、という。
ただまあ話してみると、みんな俺自身の転職経緯とかにはそこまで興味があったわけでもなく、向こうも向こうで別に自分達の話がしたいわけでもなく、普通に思い出話をすることのほうが多かった。
個人的にもそういう場のほうを求めていたので、それはそれでよかった。
今回は誘ってもらった形だが、未だ会えていない先輩たちとかには、こっちから声をかけてみてもいいかもしれない、と思った。
それとは全然別の話で、偶然にも二社目の人達と会話する機会が最近数回あった。
一社目の人達はLINE経由の繋がりくらいしかないのだが(同期とFacebookで繋がりがあったりはするが)、二社目の人はLinkedInで探せば結構見つかったりするので、こちらからコンタクト取ったり、あるいは状況確認したりするのは、一社目の人に比べて簡単な傾向にある。
二社目を辞めてから2年くらい経ったが、それでも結構状況は変わっていた。
まぁ状況変化の内訳としては転職が過半数を占めるのだが、SAPだのIBMだのAWSだのMicrosoftだの弊社wだの、名だたる外資Techに転職していっていた。
他、一部は某有名コンサルファームだったり、起業してる人も一名。
驚いたのは、新卒からずっと20年近く二社目にいた当時の俺の上司が、転職して弊社に来ていたことだった。
そのほかにも、当時重鎮だと思っていた「この人は転職しないだろうな」と思っていた人達が弊社に来ていたりして驚いた。
二社目の会社から弊社に来る人は(俺も含めて)多い傾向にあるのだが、こんな身近なところでまで転職事例があるのかと思うと本当にその転職ルートは多いんだなあと感じずにはいられなかった。
というか二社目で当時身近だった(同じor隣のチームだった)人たちのうち、そこそこの数が弊社に移ってきていて、二社目の当時所属していた組織が今どうなってるんだか気になる。
ちゃんと組織回ってるんだろうか(って俺が心配できる立場じゃないんだが…)
まあそれはいいとして、とにかく一社目と二社目それぞれの「中の人」と会話する機会が、近いタイミングで同時に訪れたわけだ。
そうして会話してみて思った(気づいた)のは、一社目と二社目の中の人は、それぞれ「考え方」が違うな、という点。
一社目の人は、野心か惰性かによらず、過半数が基本的にその会社の中でキャリアを積んでいくことを前提としている節がある。
実際、一社目の中の人との飲み会にいって聴いた、今もなお会社に残ってる人の動向はそんな感じだったし、一方で辞めた人の動機も、「実家の家業を継ぐため」とか「お客さんに誘われたから」とか「定年退職」とか、どことなく受け身の色が強い印象があった(俺みたいな例もいるが聴いてる感じでは少ない)
あと、僅かながら中途入社の人はいるんだろうけど、在籍時代に会ったことあるのは1人だけだし(それも当時の時点で20年前の中途入社とかだったから最早完全な古株)、どちらかというと新卒文化で、新卒から定年までずーっと会社にいることを前提としている人が多い。
(悪い意味で使うのではなく)いわゆる典型的な「JTC」であり、社会全体としては終身雇用が消滅しているとはいえ、その毛色が色濃く反映された文化が醸成されているように感じる。
まあ、もちろんその中には俺みたいな例もいるわけだが、全体からすると恐らく少数派なんだろうなと感じる。
一方で二社目は、新卒も勿論いるわけだが、どちらかというと中途文化で、外から雇ってきた人で組織を構成・運営していくのが至って普通の文化だった。
それは今いる会社もそうだし、一部を除いて外資Techはどこの会社もみんなそういう感じだと思う。
そういうわけなので、中の人も(俺を含めて)転職に対するハードルが低い。
会社が嫌になったとか、もっといい給料がもらえるからとか、仕事や製品に飽きたとか、よりステップアップするためにとか、そっちの方が面白そうなことやってるからとか、単純に先に転職した人に誘われたとか、まあいろいろ理由はあるんだろうが、いずれにせよそういう理由に当たったときに「会社に残る」というより「他社に移る」という選択肢を取ってしまう人が多い傾向にあるように感じる。
で、「他社に移る」を選ぶ人の場合は、基本的に数年で会社を離れていく。(ちなみに「社内異動」も現場からすると転職みたいなもので、同様の理由と期間で移っていく傾向にあると思う)
勿論定着してそのまま居続ける人も中にはいるが、正直全体から見ると決して多数派ではないと思う。
どっちがいいとか悪いとか、意識が低いとか高いとか、そういう話をしたいのではない、っていうかそういう尺度で評価するようなものではないのでこれは関係なくて、言いたいのは単純に「中の人」の考え方や行動に顕著に違いが出るんだなあという話である。
かつては俺も「一社目の人」だったわけで、あのまま「一社目の人」であり続けていたら、恐らく上に書いたようなキャリアを歩んでいたんだろうなと予想する。
今となっては「二社目の人」の考え方の方が性に合ってるというか、今さら「一社目の人」の考えに戻れないくらいになってしまったのだが、そんなふうに「一社目の人」のことが客観的に見えてしまうほど、良くも悪くも、この4年間で自分の考え方が変わってしまったんだなぁ、とも思ったのだった。