【ELLEGARDEN】Get it Get it Go! SUMMER PARTY 2023@ZOZOマリンスタジアム
いってきたぜエルレZOZO!!念願のエルレワンマン!!
セトリ
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Breathing
Space Sonic
Supernova
チーズケーキ・ファクトリー
Mountain Top
Fire Cracker
Stereoman
風の日
The Autumn Song
No.13
Missing
Perfect Summer
サンタクロース
Sliding Door
Salamander
ジターバグ
虹
スターフィッシュ
瓶に入れた手紙
Make A Wish
Strawberry Margarita
<EN>
Goodbye Los Angeles
高架線
Pizza Man
<EN2>
金星
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なんとなく最初はFire CrackerかSupernovaから始まるのかなと勝手に予想していた部分があったので、いきなり最新アルバムから来たのにはちょっと意外だった。 MCでも「エルレは現役のバンドだ」と言ってたけど、些細なことだが、こういうところに実際「現役のバンド」としての生々しさを感じた。 レコ発じゃないデカ目のワンマンだと結構こういう選曲するじゃないスか、色んなバンドでも。 そんなところがエルレにも垣間見えたのは嬉しかったね。
チーファクが結構最初の方で来てたのも意外だった。 ライブ名を冠してる曲なのにこんな序盤の中途半端なところに持ってきちゃっていいのか?という無駄な心配。 あまりそういうの関係ないみたいだったが。 ナッシングスがLive on November 15thで「November 15th」をなかなかやらないのと(セトリの位置はほぼ真逆だが)感覚は似ている。気がする。
上記を含めてだが、レコ発のライブハウスツアーは全滅だったので、最新アルバムの曲が聴けたのは収穫だった。 ただ今回のライブは最新アルバムからの出典はそこまで多くない印象だ…まあレコ発じゃないから仕方ないのだろうが… 欲を言えば10AMが聴きたかったです。。生きてる間に聞くことができるだろうか?
既存曲の中ではStereoman、サンタクロース、Sliding Doorが収穫だ。こいつらはまさか聴けると思ってなかった。初めてライブで聴いた。そして今後(色々な意味で)二度と聴けない気すらする。この場にいれて良かった。収穫とかいうよりもはや宝物だな。とても素晴らしい思い出。ありがとうエルレ。 サンタクロースは「ジターバグ」のカップリングで渋谷クラブクアトロのライブ音源が入ってるけど、 今回はそんなのとは比べ物にならない規模のライブ会場だったが、あのライブ音源に収録されている雑音や煽りの声等の会場の雰囲気は似ていた。 あれと同じ感じを味わえたのが嬉しい!
あと意外だったのでいうと、Pizza Manだな。アンコまで温存しておくとは思ってなかった。なんとなく本編の終盤辺りで盛り上げるために使う曲というイメージが強いもんで。。 正直ここまでくるとエヴァンゲリオンなら活動を停止しているレベルで体力が限界でw、ガッツリ楽しめたって感じではなかったんだけど、しかしそんな状況でも肉体の底から元気を絞り出すように奮起させてくれる、不思議な魅力がエルレにはある。 楽しかった!
確かSAIの最後もストロベリーで〆てた気がするんだが、これノリが滅茶苦茶良い癖に〆に持ってこいの曲なの滅茶苦茶いいね。 テナーだと「Our Land」とか「混ぜれば黒になる絵具」とか、ああいう感じで本編〆ることに慣れてるところがあるので、こういうノリのいい曲で本編終わるのはそれとは方向性が全然違くて、なんというか「不思議」。 しかしすごくハマってて良い。 ELLEGARDENらしい、「また会おうぜ!」みたいな希望に満ちたメッセージを感じられる本編の〆方だと思う。 これからのラストもこれで〆る感じ続けてほしいなあ、個人的に。
最初のほうのMCゾーンでウブさんが「ELLEGARDENはもう誰にも負けないから!」って言ってた時、珍しく興奮気味に話してるのを感じ取った。 いつも結構落ち着いてる感じで話す印象があるから(ナッシングスの印象が強いのかもしれない)ああいう感情を昂らせて話す感じは珍しい気がする。 ウブさんなりにあのライブにかける思いというものが何かしらあったのだろう。 そういうのが伝わってきてなかなかしびれた。
Twitterでも呟いたんだが、最後の方のMCで細美さんが「人は変われる」って言ってたときのMCからは、Free Throw(MONOEYES)の歌詞 "people can change it sounds so pretty" を思い出した。 正式な和訳(細美さんが公式の歌詞カードにつけていたもの)は「人は変われる、そうだといいね」だったはずなので、 Free Throwのこの歌詞には少し皮肉が籠ってる気がするけど、 今回のMCはそういうのじゃなくもっと前向きに発言されてると思っており、 ELLEGARDENが現役のバンドとして動き出して、その皮肉と決別したんだなと思ったりした。
ラストで高田メタルに話ふったところ、メタルが「えぇ…?(ドン引き)ここで俺…?采配ミスじゃないですか?」とか言って割とマジに困ってるっぽいの面白かったな。 細美さんに詰められて最終的に絞り出すように「またやりましょう」って言ってたけど、言わされてたというか、本人そんなにやる気あるように見えなかったのも面白かった。 まぁ細美さんが「死ぬまでにあと1回ZOZOでやろう!」って言ってたからいつかまた実現するだろう! そのときまた会おうぜエルレ!
モッシュ
エルレでいうとモッシュやダイバー、リフトが乱発する、ぐちゃぐちゃライブが魅力の一つ。 今回もそんな感じでガッツリぐちゃぐちゃになって楽しんだ。 そもそも開始直後の前方への人民大移動からして既に超楽しくて、我を忘れて突っ込んでしまった。 まさに子供のような状況だった。 その後も超絶モッシュにより色々位置がかわるがわる、前方いったり後方さがったりしていた。
特に記憶に残ってるのは「虹」や「金星」でサークルしたこと。 見知らぬおっさん・にーちゃん・ねーちゃん・おばさんらと肩組んで、曲に合わせてぐるぐる回ったわけだ。 巷でいえばただの異常者の集団だが、ライブの中だとごく普通の光景というギャップもまた面白い。 こういうライブにおける「謎の一体感」みたいの大好きっす。 ライブの醍醐味の一つだと思う。
あとThe Autumn SongとかNo.13とかで小規模サークルつくってモッシュしたのも楽しかった思い出の一つ。 俺がモッシュしたときは大体中心に胡散臭い謎の外人のおっさんがいて、サークル煽りながら笑顔で歌ってて超楽しそうだったw 彼は色んな意味でライブを堪能していたなあ。
それと、なんかやたらと靴の落し物が多かった気がする。 落とし物っていうか、モッシュで意図せず脱げちゃってそのまま行方不明みたいなパターンなんだろうけど。 柵の付近にいて、かつ曲間とかで落ち着いてれば、セキュリティのおにーさんに手渡しできるんだが、そうそうそんな瞬間はないわけで… 多くがモッシュの混乱の中で発見されるものなので、とりあえず柵の外に届けようとして外にぶん投げる輩が多く、ライブ中宙を舞う靴がやけに多かった印象だった。 正確に数えてないけど多分6~7個の靴が吹っ飛んでいってた感じ。 あれらの靴全部持ち主のもとに届いたのかな?
普段あんまりダイバーが多発するようなライブに行かないもんだから、エルレみたいなライブに行くと軽くカルチャーギャップを起こしてしまうが、ほんとにみんな容赦なく人の上に飛び乗ってくるから面白いよな。 テナーはそもそもダイブ禁止だし(耐え切れずに飛ぶやつが極稀にでるが)、ACIDMANとか9mmとかナッシングスでも、出るには出るがそんな頻発するほどじゃない。 エルレは、そもそも「飛びに来ているやつ」が結構な割合でいるんだと思うが、曲始まった直後から人の上に乗っかるやつとか、「この曲で飛ぶん?」みたいなちょっとしっぽり系の曲(Missingとか)でも飛ぼうとするやついて、ダイバーの数が他のライブの比ではない。 でもダイブに失敗して落下しちゃった人をみんなで腕伸ばして囲って守ったりとかしてる光景はちょいちょい見かけて、無法地帯の中にも思いやりがあって良かった。 MONOEYESでも似た光景は見たことがある。細美さんのライブはこういう平和がある気がする。(人の上飛んでおいて平和ってのも変な話だが。。)
汗
そんな感じでガッツリ暴れたしそもそも気温が高いのもあったので、予想はしていたんだが、とにかく大量に汗をかいた。 もともとそれを予期して着替えのTシャツは持ってきていたので、Tシャツは終演後に着替えられたんだが、 予想外だったのは下半身(ズボン)のほうで、こっちは着替えを持ってきてなかったのでちょっと困った。 ズボンは大量の汗で浸食されて、文字通り1ミリの隙もなく完全に汗で変色しちまい、「汗かいた」とかいうより「川か海に落ちた」というレベルで濡れた。 ケツの部分の湿り気が最後まで乾かず、結局帰りは電車で椅子に座ることができなかった…(これが地味にきつかった。腰痛持ちなもんでね)
フェイスタオルもびっちょびちょで、ステージ出たあとで絞ったら、大量に流れ出た汗水がAVの手マンのシーンかと思うくらいビチャビチャ音立てて地面に流れ落ち、軽く自分でも引いた。 多分その音を聞いて「後ろの奴がなんか零したのか/あるいはゲロでもはいたのか」と思ってビビったのか、前方歩いてたにーちゃんがびくっとして振り返ってた。 嫌らしい音たててごめんぽ。 似た光景を昔のサマソニでも見たなとデジャブして、少し反省した。 タオル絞るときは周りに人がいないところがいいね!
人が高密度に密集しているモッシュピットだと、時たまふいてくる風がまじで冷風かのように心地よいんだよね。 サウナから出た瞬間に肌が触れる空気の感触に似ている。 実際には気温30℃前後の温風なので涼しいわけがないんだが、モッシュピットに長くいすぎると肌が感じる気温感覚がマヒしてそうなってくる。(実際会場出てしばらくしてから吹いてきた風は生ぬるくて湿ったただの夏の温風だった。これが正常。。) あれはあれで面白いんだが。。 ただあれ長く続けてると死ぬだろうな(少なくとも体に絶対悪い)という感覚もわかる。
俺の見ていた範囲では1人くらいしか見かけなかったが、あとで友人に聴いたところでは、酸欠だか熱中症だかで倒れて運び出されてるやつは結構な数いたようだ。 まああのモッシュピットに長くいるときついだろうなあ。 実際俺も最後のほうはきつくなってちょっと下がって大人見していた。 加齢による体力の衰えを感じる。 まあアラフォーだしね。仕方ないよね。 ただちょっと引いてライブ見てると、モッシュしてるときに比べて驚くほど曲がちゃんと聴けてびっくりした。(当たり前なんだが…) というか本来ライブで曲を聴くっていうのはこういうスタイルであるべきなんだろうけどな。。
正直汗かきすぎて自分でも感じるくらい喉乾いたって状況は途中何度か訪れたんだが、っていうかなんなら開始直前からしてすでにそんな状況だったんだが、 どうも細美さん?かイベント運営の計らいで、スタッフさんが水(ペットボトル)を不定期に前から流してくれて、うち一つを開始前にゲットした。 これは非常に助かって、ライブ中も合間合間でちょいちょい飲んでたし、実際これのおかげで脱水症状でブッ倒れなかったといっても過言ではないと思う。 素晴らしいホスピタリティだと思う。 直近だとサマソニで熱中症で倒れる人が続出ってニュースを見かけたけど、同じことしてたら多少抑えられてたのでは?と思わんでもない。 まあフェスとワンマンだと時間全然違うからな…一概には言えないが…
一方で、水配ってくれるのはいいんだが、ライブ中盛り上がってペットボトルぶん投げる輩はちょいちょい見かけたので、個人的にはありがたかった一方で、これにより意図せず不満を生んでしまった場面もありそうな気はする。 パンクロック系のライブだとペットボトル投げる輩は一定数いるから、スタッフによるペットボトルの無料配布により、意図せずそれが後押しされてしまったのではないかと思うところはある。 いやまあ勿論ペットボトルぶん投げる輩が一方的に悪いんだけどね。。難しいところだよね。
その他
- 現地着は14:30ちょい前くらいだった。お祭り気分で早めに行くようにしてこの時間だったが、今にして思うともう少し後でも良かった気がする。というのも…
- くそ暑い。駅から会場までも結構歩くし。会場自体がそもそも広いし。
- 待ち時間が長い。14:30に着いたところで諸々時間潰しても入場開始の16:30まで2時間。仮に16:30に入場しても18:30の開始まで2時間。
- というか実際ライブ始まったら整理番号とか関係なくみんな前方突っ込むんでしょ??後から入ってもよくない??
- まじでフェスのノリで色々出店が出ていたんだが、どこも長蛇の列だったし、何よりくそ暑いしで、並ぶほどの気力は出せず、この辺の出店はほとんど堪能しなかった。 終演後に酒飲むかと思って友人とある店に並んだんだがやはり進みが遅くて諦めた。 なお、唯一出店で食ったのが高田メタルのカレー。ほぼ誰も並んでなくて速攻で買えた…
- 水を無料で補給できるサービス設備が設置されており、これは大変ありがたかった。 くそ暑いという条件もあってか冷えてはいなかったが、自販機で買うと300円とかいう法外な値段を取られるので、無料は大変ありがたい。 特に終演後は、自販機のラインナップがほぼ売り切れで、カフェオレとかそういうのしか残っておらず(ライブ後のくそ汗かいた後にカフェオレて。。。しかも高額)、一方でこの設備の水は無料配布なのでとても助かった。 ここ最近の猛暑を考えると、夏場のライブやフェスには、こういった設備は必須かもしれんね。
写真
- 俺 in front of ZOZOマリンスタジアム
- Map
- 花
- アイコンイラスト
- 終演後に友人らとカンパイ
- 帰宅途中に乾きつつあるズボン(終演後約2.5時間後くらい)
- 顔面タオルの俺
- 俺の後ろ姿
- 終演後のメッセージ
おつかれさまでした&ありがとうございました。