【MONOEYES】The Unforgettables Tour(1日目;10/8)@Zepp Divercity Tokyo

いってきたぜMONOEYES!!

セトリ


Ladybird
Free Throw
Like We've Never Lost
Run, Run
グラニート
Adrenaline
Just A Little More Time
Fall Out
Nothing
Atmosphere
Roxette
Somewhere On Fullerton (ALLiSTER)
My Instant Song
Get Up
明日公園で
The Unforgettables
When I Was A King
リザードマン
<EN>
Two Little Fishes
Borders&Walls
<EN2>
Remember Me

MONOEYESのライブは2019年12月のInterstateのツアー以来なので、約5年ぶりだ!この間、むしろエルレの方が回数見てるって考えると、エルレの復活前には考えられないような状況になっており、俺の中ではもうすっかり(意図せず)「レアなバンド」になってしまった。久しぶりに行けて本当に満足。鬼のような圧縮率のモッシュ、やたらと多発するダイバー、といった要素はやはりライブを楽しくさせてくれる。エルレだとこの規模のライブハウスでは味わえないだろうし(味わいたいけど)、そういう意味ではMONOEYES特有の「楽しさ」がある。

初っ端がまずThe Unforgettableで来るのかなと思ったんだが、Ladybirdで少し面くらった。Ladybirdは音源聞いたときから元気のいいライブ向きの曲だなと思ってたけどまさにその通りで、1曲目だっつうのにすごいモッシュ。ただ、一方でダイバーは(少なくとも観測範囲では)そこまで見当たらなかった。1曲目だったからかな??

Free Throw→Like We've Never Lostは、5年前と並びが逆だが隣接しているという点では同じで、ハイエイタスでいうUnhurtとThirstの関係のようだ。ニコイチ。Run Runも5年前も同様割と序盤に位置しており、この辺はMONOEYESのライブの鉄板構成になってるような感じがする。しらんけど。

逆にグラニートはもっと後半向きの曲だと思ってた(そういう印象があった)んだが今回はかなり序盤のほうに出てきて、Ladybirdとは別の意味でこれも面食らった。あれっこの曲そんな序盤に持ってきちゃっていいの??という。結果からみるとよかったと思うが。

Ldaybirdが思ったより静かだったなという印象とは逆に、Adrenalineは、音源聞く限りダイバー出るような曲でもないと思ってたんだが実際にはそんなことはなく、割とダイバー出た。スコット曲はガッツがあるからな。。その影響もあるかもしれない。ただこの辺、1曲目かそれ以降かでも結構変わる気がする。(Ladybirdももう少し場が温まった後に出るとダイバー頻発しそうな気がする)

「Just A Little More Time」の手前で細美さんが「懐かしい曲やります」って言って入っていったのだが、個人的にこれ別にそこまで「懐かしい」曲でもない。実際メキシカンのツアーで聴いている。まあでも6年ぶりだから久々っちゃ久々か。。細美さんも言ってたがMONOEYES自体来年で10年であり、最早そこそこの歴史を持つバンドになってしまった。そのうち初期の頃の曲にはマジに「懐かしい曲」ってのが出てくるんだろうな、と考えると、歳食ったなァと思わずにはいられない…

Fall Out、1番のときのトディのギター音が、やたらデカいというか響くというか、なんというか全体的に主張強くて、細美さんの声がほとんど聞こえなかったのをよく覚えている。。2番になったら少し改善したので機材関係の調整が入ったのかもしれない。2日目はこういうこと起きなかったのかな?

Fall Out手前で細美さんのエモ目のMCがあり、そこでNothingとAtmosphereを紹介していたので、その流れもあってかAtmosphereは(Nothingも含め)しっぽり聴き入るタイプの曲として視聴した。これはまぁでも音源の印象と一致しており、むしろこういう感じで聴きたい曲でもあったので、満足。以前「Get Up」でダイバー出たことあり、さすがにそれはどうなのって思ったことあったが、この曲にはダイバーは出なかったので、みんな学習したな、と思ったw正直このラインナップだとこの曲が一番ちゃんと聞いた気がする。

Roxette、Borders & Walls、つまりスコットがキメる系の既存曲が聴けたのは良かった。スコット曲は盛り上がりが凄くて良い。本場(?)のFullertonも含めて、現場が非常にアツい感じになる。ちなみにFullertonのとき、ダイバーが後ろから転がってきたときに、野郎の膝が後頭部にヒットした。しかし痛ぇとかふざけんなとかそういうことを言いたいわけではなく、もうまじで本当にナイスな一発がキマった感じで、見事な一発すぎて食らった俺の方が思わず笑ってしまった。ああいうところに楽しさを感じてしまう異常事態も、こういうライブの楽しさならではだな、と思った。あれはいい膝蹴りだったよ、まじで。まさにタイガーニーだった。


どうでもいいけどFullertonって「フルチン」に聞こえるよね。

My Instant Song、2番をスコットが歌ってて「えっこんなことすんのか」と思った。普段だと基本的に全部細美さんが歌うよねこれ確か??ちなみに前の曲から連続で入ったので「My fxxkin' instant song!!」は今回はなかった。ちょっと聴きたかった。

The Unforgettableは音源聞いた感じ、カッコイイけどモッシュやダイバーの好きそうな曲ではないな、とは思っていて、これは実際場の感覚と一致していたらしく、少なくとも見てる範囲ではダイバーの数は少な目だった。モッシュ圧も薄くて、このラインナップだとむしろ「優しい」方の曲に入る気すらする。でもラスト付近に持ってくるこの采配は見事で、エルレのStrawberry Margaritaもそうだが、ああいう元気がいい曲はラストにも合う。テナーの「Our Land」とか「混ぜれば黒になる絵具」とかとはまた違う「シメ」感を演出してくれた。

あと特筆すべきはリザードマン!これが聴けたのはでかい。この曲は大好きな曲で、曲調からしてもモッシュダイブ向きの、ライブにめっちゃ合う曲だとかねてから思っていたので、こういうモッシュありきのスタンディングのライブで堪能したいとずっと思っていた。実際これはその感覚の通りで、ものすごいモッシュ圧とダイバー数を誇った。Between Black And Grayが出た当時はコロナ禍真っ盛りで、こういうモッシュありきのスタンディングでこの曲を演ったのは今回のツアーのライブが初ではないか。あのカオスな雰囲気のフロアでこの曲を聴けたのは本当に良かった。何よりみんな同じ感覚でこの曲のことを思ってたのがうれしいw

「Two Little Fishes」でトシロウ出てくると思ったけど出てこなかったねwさすがにそう毎回出てくることはないか。。2日目も同じ出てこなかったのかな?

「Remember Me」は決してモッシュダイブ向きの曲ではないと思うが、ラストだからってこともあってか何故かモッシュ圧があがり、あとダイバーが数名出た。そんなトビたいのかよwっと思ったけどまぁ気持ちはわからんでもない。そういえば昔Unhurtでダイブしてるやつもいたしなというのを思い出した。上で描いた「Get Upでダイブしてたやつ」もそう考えるとそういう心境に基づくものだったのかもしれない。
ダブルアンコ後も会場アナウンスが出なかったのでトリプルアンコ来るんじゃねえのと思ってしばらく待機してたんだが、セキュリティのにーちゃんが「会場閉めますので出てください」って言っててちょっと笑った。セキュリティが言うのかよwみたいな。でもそういえば開演前のアナウンスも特になかったな。細美さんの前説があったからかもしれないが。

その他

  • 相変わらず車で来たんだが、大井~辰巳JCTの間で事故があったらしく、大井JCTで+20分前後、臨海副都心の出口手前で20~30分くらい時間を要した。当初目論見では17:40くらいには到着予定だったんだが、この渋滞のせいで現地到着が18:20くらいになってしまった。こりゃライブ前に物販すませるのは無理かな~と思ってたが、実際には物販余裕だったし、開演直前の人民大移動とライブ中のモッシュで3~4列目くらいにめり込めたので、別に恐れるほどでもなかった。しかしああいう意図せぬ渋滞の発生は精神的に焦るからやめてもらいたい。まあ俺ではコントロールできないことなんだが。
  • この日は雨ということもあってか、東京でも20℃を下回る秋の気候だった。半袖・半ズボンという装備がそもそもナメてるというのもあったが、ライブで鬼のように汗かいたのがそれに拍車をかけ、終演後の寒さがまじで半端ないことになった。一応汗かきまくることを予想して換装用にロンTは持ってきていたので終演後はそれに着替えたが、ズボン(+パンツ)まで汗でびしょびしょなので、下半身の寒さは防ぎきれず、結局終演後は寒さに凍えながら過ごすことになった。モノくらいの激しいライブになると、ライブ後の着替えはマジで全身分必要だな。。今後のために覚えておこう。ただまあちなみに、この日、特にちょうど家着いたくらいの時間に豪雨が直撃しており、家はいる前に雨で再度全身濡れたので、こういう場合はライブ後の着替えも意味をなさないんだけどね。。(レアケースだろうけど)
  • 開演前になんかの本(試験対策本みたいなやつ)読んで勉強してるっぽい人いたけど、あの人ライブ中あの本どうしてたんだろうか??というのが終わってから今更気になっている。まぁモッシュとかダイブとかせず基本その位置から動かないような人なら、ケツポケあたりに突っ込んでおけばなんとかなるのかも。あれでモッシュとかましてやダイブなんかしてたらウケるんだが。。いろんなライブに行ったが、ああいうモッシュありきの激しめのライブで、開演前にああいう「本」読んでる人ってのは初めて見たかもしれん。いろんな人がいるもんだなーと思った。
  • ライブ開始の10分くらい前に細美さんが出てきて、前説でハンドサインを提唱。いわゆるチェンソーマンの「コン」にあたるやつだ。「普段絶対意図的にやらないようなやつがいい」という流れで会場にそれを提案し、「この中で盛り上がると『コン』やっちゃうってやついる?」「いたらいってね。みんなでルール作るってことはそういうことなんだよ」という流れで会場全体の合意をとっていた。ちゃんと会場にヒアリングをしたっていう部分が既に結構すごいと思うんだが、そのあと「冤罪とかもあるから、ハンドサイン見つけたらすぐにしょっ引いて退場とかそういうことはしない」っていうことを言っていて、ちゃんとそのことまで考えてくれてるのか、と思うと、これは個人的に感動だった。個人的に、ライブでの痴漢対策が強化されるたびに、冤罪の恐怖におびえるのが日増しに強くなっていっていたので、そこをちゃんと言ってくれてるのにちょっと感動した。今更なんだけど、この人は結構マジでちゃんとしてる人なんだなというを本気で思った瞬間だった。正直「細美さんは神!」とか「細美さんのいうことは絶対!」とか言ってるの好きじゃないし、この出来事があったからといって俺もそんなふうなことは言うつもりはないしそんなふうにも思わないが、少なくとも今時本当に珍しい「実直で誠実な大人」なんだな、とは思った。「人に感心した出来事」というのか。こういう人も世の中にはいるんだなというのを感じた出来事であった。
  • 前もどこかで言った気がするが、そもそも、MONOEYESのライブはやっぱり大暴れする系のライブの中でも割と民度高いと思う。いやまあ「密集した人の集団の中に突っ込んでいく」とか「人の上に乗っかって転がっていく」とかやってる中で何が民度だみたいな話は確かにそもそもあるんだが、例えば跳ぶ前に必ず肩叩いたりして合図してくるし、それに合わせてしゃがんであげるし、万が一転んだり落ちた奴がいたらそれを助けようとしてスペースあけてあげるやついるし、みんなが助け合ってライブ会場作ってる感じがする。それ以外にも、例えばダイバーの脚が下側の人にぶつからないように早い段階でセキュリティの人が前に乗り出してダイバー捕まえたり、転がってくるダイバーを警戒して前方付近の人に「頭を腕で抱えろ」ってジェスチャーして教えてあげたり、なんか無駄に思いやりに溢れていた。細美さんが「なんでこんなに楽しそうにやってるんだろうね。。だって頭おかしいじゃん、ライブ会場って。すげー人いるし滅茶苦茶暑いし、全然快適じゃないのに」って言ってたけど、それはまさしく同意で、よく知らん人から見ると理解できないことなんだと思うが、しかしながらこういう「謎の助け合い精神」みたいのがあるから成り立ってる、「最高に楽しい空間」なんだろうなぁ、というのを、この日改めて思った。
  • 叫びすぎたせいか後半自分の声がかすれているのに薄っすら気づいた。なんとノドが枯れたか…と思ってたんだが実際にはそうではなく、単にデカくて高い声が出せなくなっていただけだった。加齢とともに出力可能な音の高さがどんどん狭まっていくのを感じる。まぁもう40歳ですからね。。そう考えると細美さんすげぇなと改めて思う。50歳超えてなおあの声のクオリティ。いやそんなこと言ったら俺より年上で歌ってる人はみんなすごいんだが、ホリアツシとか。みんなすごい。俺には絶対できないまねできない(そもそも現在進行形で死にかけているのだ)逆に言うと本当にノドは大事にしてください、みんなの国宝。
  • 写真


    ライブ終演後の俺。ズボンが汗で変色しているのがわかると思う。寒かった

    戦利品1バンドT

    戦利品2ツアーT



最近こういう大暴れする系のライブ行ってなかったので、久々に荒れ狂って叫び倒して楽しんだ気がする。こういうライブは本当に楽しいっすね。ライブという趣味というかアクティビティの醍醐味だと思う。お疲れ様でした!!

おまけ

どうでもいいですが僕はZepp Divercityの柵と柵の間の隙間通れます。(Cloudflare R2経由の動画視聴確認用)