残業時間
電通の新入社員が100時間超えの残業時間で過労自殺とかいうニュースを
ここ数日よく目にしているが…
最近会社のほうの残業規制の考え方がやたら強くなってきていて
100時間の残業時間を正式に出退勤の記録として残すと(赤字下線部は特に重要だ)、
本人はもちろん直属の上司ともども人事に呼び出し食らってお叱り受けるという時代になったが、
俺が入社した時は200時間超えたくらいで「おまえヤバくない?」ってようやく言われるくらいであってこんなに厳しく言われることはなかった。
最近、政府のほうで36協定の見直しとかかかっているらしいが
正直それによって記録として残す残業時間の上限が下げられる(赤字下線部がやはり重要だ)のは
こと「残業」というところに焦点を当てるとそれを失くそうとする動きとは全く真逆に働いていると思うのである。
「年間の残業時間は960時間までにせいや!」って言われたら
過程はどうあれ結果的に960までに収めればいいだけの話であって(下線部がやはり重要だ)、
そういう考え方のもと「サビ残」が産まれる。
つまり年間残業時間の制限をすればするほど現場にサービス残業が産まれるのだ。
実態の仕事量が減らないんだから残業の制限をかけられたら制限時間を超えた以降はサービス残業するしかない。
まあポジティブに考えるなら、
今は「その傾向を強くする」という意識改善のターニングポイントであり
過去サビ残ありきでずっとやってきた人間がいきなりそう言われてすぐ変わるわけない、
という考え方もあるのかもしれない、
つまり長くこの傾向が続けば本人を含め周囲の人間にもその意識が浸透していき
徐々に現場からサービス残業が減っていく、のかもしれない。
ただ俺みたいな現場の下っ端からすると
指示をしてくる上司や仕事とってくる営業は
そのことを念頭に置いて行動しているとは到底思えず、
つまり現場の意識をどれだけ改善させたところで
それに仕事を振ってきているもっと上のほうの人間の意識を「本気で」変えないと
サービス残業がこの世からなくなることはないとも俺は思っている。
建前や中身のない空っぽの言葉で「残業を抑えろ」というのは簡単だが
「残業を抑えるための仕事をさせる」という環境作りをしようと考えてないから(赤字下線部がやはりry)、
結局仕事の中身は何も変わらないのでサービス残業はなくならないのだ。
(営業はともかくそういうのを考えるのは部長とか課長とかの役職の仕事じゃないかなあと思っている)
俺個人は昔月に160時間くらいサービス残業したことあったし
月間の最大残業時間も記録につけてるだけで200時間とかいったこともあったので(赤字下線部がry)、
正直残念なことにすっかり「月の残業100時間は当たり前」「それでいてサビ残ありき」の考え方の人間になってしまっている。
上司が云々とか愚痴を↑のほうで言っている一方で、
本人の意識改善ができていないのはモノスゴク痛感している。
冒頭で述べたように、こういう人間はサビ残に「悪」を感じないのだ。
いや心の奥底では「だめだよね」とは思っているが「どうしてもというなら仕方ないか」って思ってしまう。
(2ちゃんの妄想スレみたいな感じ)
それが本当によくない。
ブラック企業のブラック度を冗長している一因になっているのは自覚している。
そういう意味では現場の意識改善ができていないのがすでにだめのような気もするが。
でも本当に、サビ残が「そこまで悪いこと」と本気で思えないのだ。
残業に対して規制規制ってうるせえこというなら
もう見かけ上の残業時間は抑えといてやるから黙ってろと言いたくなるかんじ、というか。
これはもう病気だと思っている。
サビ残しない月がほとんどないせいかそれに慣れすぎていて共存状態が普通になっているのだろう。
よくない傾向だ。
多分俺はどこまで言われてもこの意識を改善させることはできない気がする。
「残業しすぎ」が問題になる昨今、
どうしても(どうしてなのか?)「残業規制」のほうに頭が働くもののようだが
俺みたいな人間からすると規制よりは残業時間無制限にしてくれたほうがよっぽど健全だと思ってしまう。
で、年間1200時間とか残業したら怒るんでしょう?(´・ω・`)
どうすりゃいいのよ……
企業は残業代払いたくないんだよね要するに……
だから残業規制とか残業時間の制限ってつまり言い換えれば
「そこまでの残業時間なら残業代出してやるよ」っていう制度なんだよね。
どうせサビ残するならそりゃもうつけられるだけ目いっぱいの残業時間はつけておきたいよねえ、
って気持ちになるのだ。
で、年間残業目いっぱい残業付けると怒られるという(´・ω・`)
まじでどうすりゃいいのよ……
この人も月100時間の残業っていうのが話題になっているけども
「弁護側が記録を集計したところ」って言ってるから実態はもっと残業してるんだろうね。(赤字下線部がry
記録上の残業だけで100時間ってのも結構すごいと思うけど
それだけに実際は何時間残業したのかと考えると同情を隠せない。
しかも新人だからな…
さすがに自分が新人のときのことを考えると、
まともに記録つけてすら(つまりサービス残業0時間だとしても)100時間残業はキツイと思う。
というか最近は体力的にも月の残業100時間はきつくなってきたのだが。。。(30歳超えるとどーもね)
だんだんまともに「長時間労働」ってのができなくなってきたのは
結果的に残業時間を減らすことになり、いいことなのかもしれない。