【Nothing's Carved In Stone】15th Anniversay Live at BUDOKAN
いってきたぜナッシングス武道館!!
セトリ
公式がSpotifyでプレイリストを公開してくれている。それに従う。---------------------------------------
Out Of Control
Deeper,Deeper
YOUTH City
ツバメクリムゾン
Chain Reaction
Cold Reason
Words That Binds Us
Sands Of Time
Brotherhood
Stories
Gravity
村雨の中で
Red Light
Walk
Inside Out
Everlasting Youth
In Future
きらめきの花
Diachronic
Shimmer Song
Milestone
Like a Shooting Star
Music
You're In Motion
Spirit Inspiration
Idols
November 15th
Isolation
BLUE SHADOW
<EN>
Around The Clock
Sunday Morning Escape
Dear Future
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5年前の前回を超える32曲という大ボリューム。ワンマンで聞いた曲数でいったら、ライブ行ったことのある全バンド通じても過去最大の曲数な気がする。もうお腹一杯。。。
Twitterでも言ったのだが、レア曲枠(だと個人的に思ってるもの)だと以下が俺得だった。
- Inside Out
- Everlasting Youth
- Chain Reaction
- Sunday Morning Escape
特に後者の2曲は、自ブログ漁っても聞いた記録が出てこないので、なぜかそんな気がしない(どこかで聴いたような気がする)のだが、どうも初めて聴いたっぽい。初体験だ!!なんか今後もしばらく聴けない気がするし、ここで聴けたのは役得だった。ありがとうInside Outを投票してくれた人、ありがとうEverlasting Youthを選曲してくれたメンバー(なんとなくウブさんな気がする、サビ前のギターリフが特徴的な曲だから)
あとChain Reactionね。個人的にはこれも嬉しい。調べてみたら2017年のノベ以来聞いてないらしいぜ。もう聴いた記憶失せてたよ。「ようやく初めて聞けた…!」とか思ってたもん、まじで。「最後にセ●クスしたのが7年前だと童貞に戻る」みたいな社会実験の記録の一端に使えるんじゃないかこれ??
Sunday Morning Escapeも初体験。ただ、これは中間発表で上位にしたので、上の曲群に比べるとそこまで衝撃はなかった。一方、中間発表にいたにも関わらずアンコまで演奏されずに寝かされてたというのも個人的には意外で、そんな引っ張る曲だったのかこれwという感想だった。本編には入れづらかったのかな?
あと、事前に発表はなかったが、Inside OutとIdolsは手前でタブゾンビが登場して一緒に演奏するというスペシャルスタイルだった。特にIdolsのハマり具合はやばい。テナーのヨシヒコ完全版と同じレベルのハマり具合(ホリエさんが感極まって曲終了後に「やべぇー!!」って叫ぶやつ)で、個人的に過去史上過去最高のIdolsだった。ステージバックの映像も、メンバーのリアルタイムの演奏状況をモノクロベースにして赤を混ぜた、うまい具合にカオスになった映像に仕上がり、Idolsのポップでロックな感じに絶妙にマッチしていて、とてもよかった。これは円盤確認&リピ必須。この曲だけ音源アレンジしてほしいレベル。素晴らしい。
それも含めてだが、さすが武道館というべきか、映像はかなり凝ってた印象だった。まずしょっぱな、開始する前にこれまでの15年のスナップショットが断片的に流れ、5年前の10周年武道館開始前のカウントダウンと同時にスタートするという映像演出からしてニクイ感じだったが、Out Of Controlのサビで4人の姿が映し出されたり、「村雨の中で」は演奏状況と同時に歌詞が映し出されたり、なかなかグッとくるものを感じる良い映像効果だった。しかし、「演奏状況をリアルタイムに映し出しつつ加工する」って最近ちょいちょい見かけるけどすごい技術だねな、これと思いました(小並感)。「お…おれ映像に関しちゃあド素人だが……こんなに美しい映像は初めて見たぜ…日本の宝のようだ!」(by名も知らぬエジプト人)
舞台演出という観点では、5年前の武道館にもあった、ファイアー装置は今回も健在で、You're In Motionでのサビ前のfireは勿論ありつつ、今回Cold Reasonとかほかの曲でも使用されており、仕様の幅が広がった。Cold Reasonって曲名に反してfireしちゃうん??とかいうどうでもいい疑問が頭をよぎったけどカッコよかったからいいのだ。今回は爆発的な炎に加えて、噴射型花火みたいなタイプのやつもあって、演出効果に一役買っていた。ただあの「噴射型花火」は、個人的にはいまいちピンとこなくて、曲やライブの印象とマッチしてない感じがした。You're In Motionの体験の印象が強すぎるせいかもしれない。余談だがYou're In Motionに関しては自分の趣味漫画でネタで使っているので良ければ読んでほしい。
November 15thは「1位の曲」とのことで、「大事な曲なんで」と一言前置きしてから開始。武道館ほどの大舞台ともなれば、テナー武道館での彩雲、ACIDMANのSAIでのYour Songよろしく、終盤の盛り上がりどころのどこかで紙吹雪やらなんやら仕掛けてくるんじゃないかなーと予想はしていたんだが、今回はNovember 15thがそれを担った。気づいたら紙吹雪が待ってて、全然気づかなかった。ほかのバンドで同じようなことされても同じ感想だったが、これ俺がライブに集中していて仕掛けが発動するところ見えてないのか、単純に俺があほなだけなのか、よくわかってない。前者であると願いたい。得てしてこういうのは降り注ぐ紙吹雪やらなんやらをゲットできないことが多いが、今回はちょうどいい感じで降りてきたやつがいたのでゲットした。あとで写真載せる。
新曲の「Dear Future」は、イントロの「お~お~」のところ(?)を会場全体で声上げて歌ってほしかったようだが(拓ちゃんが「声聞かせてくれ!」って言ってた)、初見ということもあってかどうも会場全体には響かず、拓ちゃん苦笑してた。いや、俺はちゃんと声上げてたよ。周りは確かに微妙な反応だったが。。ただ、あの部分は、個人的にも、音源聞く限り、「BGMの一種」という理解だったので、会場全体で声上げて作り上げる部分という認識がそもそもなかった。今回の会場の微妙な反応見ても似たような感想持ってる人多いように思う。逆に(?)サビの「お~お~お~」の部分はみんな歌ってた。次のツアーではイントロ含めてみんなで合唱できるといいね~。
アンコ前のMCのウブさん、拓ちゃんに振られて珍しく少し喋る。「15年前、下高井戸のドトールでひなっちを呼び出して、『最高にかっこいいバンドやろうぜ』ってすぐに意気投合して(※1)、そのあと友達のオニイを連れてきて、なかなかボーカルが見つからなくて。半年かけてずーっと最高のボーカル見つけようって探して、拓を見つけて。(※2)」って感じのMCだったが、特に(※1)と(※2)での観客の「湧き」がものすごくて、いや俺も併せて湧いてたんだが、とにかくああいうエモ系昔話は会場への伝達力というか浸透力が半端なく、特にあんまり喋らないウブさんからああいう話されるとすごい無駄に感動してしまうので困る。拓ちゃんもそのあと「グッとくるものがあった」と笑いながら言ってたし、メンバーにもその辺が伝わっていると感じた。続けて「今の時代は、人間関係が希薄になっていると感じている。その中でも俺らは、Nothing's Carved In Stoneとして、これからも1対1の付き合いをしていきたいと思う」とウブさん。またものすごいエモいことを言われる。そしてこれは嬉しくもあった。なんというか、うまく言語化できないが、「エルレにはないナッシングスのウブさん」としての言葉だな、というのを如実に感じた。去年の恵比寿で「いやお帰りじゃない、おれもとからナッシングスだから」発言があったが、あれと少し方向性は違うが、本質的には似たにおいを感じた。一ファン目線からだと、どうしても「エルレのウブさん」と姿を重ねてしまうところがあるけど、少なくともウブさん本人はそういうつもりが全くないというか、ナッシングスとしてのアイデンティティをしっかり確立していることを再認識した言葉だった。これからも超絶かっこいいナッシングスをよろしくお願いします。
こういうのも含めてなんだが、やはり武道館はこういう「エモ」成分を入手するライブ現場なんだよな、というのを再確認した。テナー武道館のときも同じこと思った記憶があるが、映像演出やらコラボやらMCやら、何かにつけてエモを加速する方向にライブが動く傾向にある。普通のライブハウスだと味わえない感動があるのだ。スタンディングでモッシュありきでもみくちゃになって楽しむライブも、それはそれで「アリ」なんだが、それとは違う栄養分を摂取できる数少ないライブだと思う。あんまり機会がないからこそ、こういうのを楽しめるのだ。よいライブだった。ありがとうございました。
ライブ後、人気投票20位までの結果、新作EPの発売、全国ツアーの日程が発表される。この流れ、明らかに2013テナー武道館の終わり方と同じで湧く。去年のテナー武道館でも似たようなことやってたしこれスタッフ絶対味占めてるだろwと思いました。特にツアーはやばい!個人的にも待望である。ナッシングスのワンマン成分不足してたかんな!ナッシングスのワンマンの予定があるってのは精神衛生上結構重要なことなんだぜ!これ書いてる時点でもう申し込んではいるが(横浜と東京)、ぜひ当たってほしい。
ライブを振り返って
中間発表で、上位に名を連ねた曲についてはもうわかってしまっており、「割とド定番の曲が入ってくるんだな…」という、正直若干ガッカリした部分があったのは事実なのだが、上記のようにレア曲(と個人で判定するもの)がちょいちょい入り、また既存曲はタブゾンビコラボで化けたり、映像効果が派手で臨場感が増したりと、蓋を開けてみると「ガッカリ」なんて感想は微塵もなく、むしろ真逆で、「うおー、よくここまで仕上がったな」という正の感想が強い。そういう意味で、これはメンバーのみならずスタッフやエンジニア等、関わる全ての人々によって「作られた」ライブなんだというのを実感する。一つのデカくて派手な「作品」を見た、というような表現のほうが直感的にはわかりやすいかもしれない。良いライブだったと思う。
投票結果に関しては、RULESメンバー限定で公開された、21位~30位の曲、公式側が無断転載禁止を訴えているのでここには載せないが(載せたい…)、特にここの26位に俺がしつこく投票をし続けた「あの曲」がランクインしているのを見て、「おおっ思ったより奮闘しているッ!」と思って感動した。結構同じ志の人いたんじゃあねーかッ!っていう感動。今回はライブのセトリに入る20位までには入らなかったが、2013テナー武道館の人気投票30位までに入らなかった曲が、その後の全都道府県ツアーでちょいちょいセトリ入りしたりいてたので、これは今度のナッシングスのツアーでセトリ入りすることが期待できる。横浜か東京でお願いしたい、、まじで。頼みます。
写真
- ライブ前に友人からビールおごってもらった
- ライブ後に友人らと打ち上げ
- 打ち上げの帰り道。"If you ever have time, just call me Friendships, like ours, should not end."というDiachronicの歌詞に載せて。(※実際はただ酔っぱらってるだけです)
- November 15hで降り注いだ金紙とファンクラブ用の案内カード(?) 。
- 今回のナッシングス武道館で、ナッシングスのマグカップが3つになりました。